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2019年02月05日
2月5日の夢(帝都という機関車)
自分の会社のあるお茶の水の駅に降りると、盛んにサイレンが聞こえてくる。救急車か消防車かと思ったが、そうではないようだ。街並みの屋根の向こうに、屋根よりも高く大型の蒸気機関車が台車に乗って、街を進んでくるのが見える。そして総武中央線のレールに乗ると、目の前にその機関車がやってきた。巨大な威容に驚いていると、誰かが「あれが帝都だ」と言う。そういう名前の機関車なのか。あるいはこれは映画の撮影で、「帝都」とは映画のタイトルなのだろうか。
いっしょに駅を降りた同僚社員の男性が「線路の向こう側を歩いて通勤したことがあるか?」と尋ねる。そちら側の方が寺院などが多くて、出勤前の散歩にいいとは知っているが、ぼくは歩いたことはないと答える。
ぼくは突如疾走し始める。岩でごつごつの下りの地面をものすごいスピードで走る。岩の突き出た部分もなんのその。息が上がることもない。
会社のそばの街角で、露店を出していた老婆がぼくを呼び止める。「一色さん、こないだの買い物は150円足りなかったよ」と言う。記憶していないが、謝罪して150円を老婆に支払う。すると、老婆は急に優しくなり、海苔のついた小さな煎餅を沢山ビニール袋に詰めて、ぼくに渡してくれる。それをポケットに押し込もう手するが、入りきらない。ぼくはその袋を手に持ったまま、誇らしそうに会社に出社する。
投稿者 isshiki : 2019年02月05日 11:43