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2019年04月06日
4月6日の夢(吊るされた大海老)
今日は東京郊外の町にある楽器店の取材に行く日だ。だが、行き方が分からない。ラッシュの駅でまごついていると、会社の同僚の男性が通りかかった。しかし、彼はぼくに目もくれずに行ってしまう。次に女性の同僚がやってきた。彼女について、ぼくは目指す町に到着することができた。
着いてみると、町の大通りは既に報道陣でいっぱいだ。通りの両側にレジャーシートみたいなものを敷き、そこに各社の記者が座り込んでいる。まるでお花見のようだが、だが桜は見えず町は暗い。突然、通りの反対側の街路樹の上に登って、男が騒ぎ始めた。かたわらの他社の記者が「こないだも詩人のAが変なことして騒いで大変だったよ」と言う。Aは若手詩人として70年代に注目されたが、今も元気にそんなパフォーマンスをしているのかとびっくりする。
取材を終えて、帰宅の途中、道路を競走するように激走する2台の車に会う。2台とも泥のようなものを巻き込んで走っているが、幸いにしてぼくの近くには来ない。
自宅に近づくと、道の向こうから石つぶてが飛んで来て、外国人などが一斉に逃げてくる。誰かがいたずらに石を投げているらしい。ぼくは逃げずに前進して、他の通行人と共に建物の一つに身を隠す。そのロビーの壁には窓のような四角い穴が開いていて、その中にはたくさんの赤いエビが天井から紐で吊るされている。
投稿者 isshiki : 2019年04月06日 16:21