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2020年01月11日

1月11日の夢(怒鳴り込み)

 S誌の座談会が行われる部屋の前に、準備のため椅子を並べていると、出席者の一人の女性詩人がやってきた。彼女にいったんは椅子を勧めるが、直接部屋に入ってもらってもいい時刻だと気づき、「お部屋の方へどうぞ」と言いながら、ドアを開ける。しかし部屋の中は異常に狭くて汚く、まるで荷物置き場のようだ。座ってもらう椅子も一脚しかない。「こんなところで座談会ができるわけないじゃないか」とぼくは激しい怒りを覚え、すぐに部屋の変更を求めて貸し会議室のフロントに怒鳴り込むことにする。
 フロントの前は大きな会議室になっていて、粛々と某詩人クラブのイベントが行われている最中だった。ぼくは司会席ごしに首を伸ばして、フロントの男に抗議を始める。それがちょうどマイクの前だったので、ぼくの怒声はマイクで会場中に響き渡ってしまう。フロントの男はぼくに「文句があるなら情報部に直接言え!」と冷ややかに答える。クラブの男たちも威嚇するように周りに集まってきた。ぼくは男の胸ぐらをつかんで、思わず相手をぶちのめそうとする。
 そこで唐突に夢は中断され、気づいたときはぼくはまた、何事もなかったように座談会の会場に向かっている。階段を登って詩人のH氏が現れるが、ぼくは無言で会釈をしただけで、彼をやり過ごす。もう会場は適切な部屋に変更されているだろうか? と期待してドアを開けるが、そこはあいかわらず狭くて汚い荷物置き場のままである。

投稿者 isshiki : 2020年01月11日 18:03

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