« 8月22日の夢(社長が追ってくる) | メイン | 8月31日の夢(110番) »

2021年08月27日

8月27日の夢(イベントの後)

 詩のイベントが終わり、会場を出たところの舗道に体育座りをしている。そこへ人気詩人のW氏がやってきて、立ち話になる。「Wさんはフィールドワークをして、それを言葉にしていくから一篇の詩を書き上げるまでに、すごく時間をかけるんですよね」と、ぼくは言う。そこへM氏も参加するが、少し話をしただけで、立ち去ってしまう。W氏もいったん駅に向かって歩き出すが、ぼくが後を追いかけたので、駅前でもう一度腰を下ろして談笑する。そこへカップルらしい男女の詩人たちがやってきたので、W氏は二人にぼくを引き合わせて立ち去ろうとする。だが二人はぼくの見ず知らずの詩人である。慌てて「この方達はどなたですか」と尋ねると、一人は平仮名のペンネームだということだが、ぼくの知らない名前である。しばらく彼らと座って話すが、いつのまにか彼らは道路わきの川の水面から突き出した二つの岩の上に移り、そこで談笑を始める。川は深くて流れも速く白波が立っている。道路から二人に声が届かないわけでもないが、わざわざ彼らの会話に参加する必要もないだろう。みんな立ち去ってしまった。寂しさを感じるが、そのまま立ち上がって駅に向かう。
 会社のある原宿駅で電車を降りる。竹下口はイベントがあるようで混雑しているので、神宮口の改札に向かう。駅舎は木造で、さびれた改札口には制服を着た二人の初老の駅員が、切符に鋏を入れようと立っている。ぼくは定期券を持っているが、それは遠く青森県の駅を経由するもので、恐ろしく高額のものだ。ぼくはおそるおそる駅員に「この切符でいいのでしょうか」と定期券を差し出す。駅員は「ああ、これは……」と言って、ぼくを親切に路線図の下に案内する。「これは経由地の駅の名前が本当は間違っていて、直さねばあかんのですよ。そうすると、もっと安くなるはずなんですわ」と、ぼくに言う。

投稿者 isshiki : 2021年08月27日 10:31

コメント

コメントしてください




保存しますか?