2022年06月28日
6月28日の夢(詩のサークル)
公民館のような場所を会場として、アマチュア詩のサークルを募集することになった。複数の部屋がある中で、薬局付属の部屋を会場としたので、人数が集まらないかもと心配したが、予想を超える大人数が参加してくれた。サークルの会長選挙を夜の11時からすることになり、隣室で待つが会場の熱気がすごいのを感じる。11時少し過ぎに会場に戻る。
「立候補する人はいますか」と尋ねると、ブロックごとに分かれた会場のあちらでもこちらでも手が挙がり、それぞれに選挙演説をする。中高年の女性が多い。ある候補は海岸の砂浜に立っている。ぼくの目がズームアップすると、水平線近くを行く汽船のデッキに有名女性詩人の姿が見える。きっとこの女性のバックには彼女がいるのだろう。最後のブロックで、男子学生のグループが手を挙げかけるが、その隣にいた男性サラリーマンが立候補した。ぼくは立候補者たちの主張をメモしつつ、「では、このメンバーから選ぶことになります」と言うが、誰の名前も記憶していない。困ったな、と思う。
2022年06月27日
6月25日の夢(シュールレアリストたち)
シュールレアリスムの集会に小さな子供連れで新しく参加した女性がいる。川のほとりに大きな青いカーペットを敷き、そこにシュールレアリストたち全員が横たわる。アンドレ・ブルトンや眼鏡のエリック・サティ、ぼくも仲間の一人だ。その中でさっきの女性は誰よりものっぽで、皆の二倍の身長がある。
2022年06月24日
6月22日の夢(〆切を忘れていた)
もうフリーの身分なのですっかり忘れていたが、とっくに「Pの本」の校正を戻す〆切を過ぎていたことを忘れていた。印刷所に慌てて電話すると「18日までにと言ったでしょう」と言われる。今日は21日だからもう間に合わないのだと悟る。机の上に原稿用紙に何枚分もの校正の赤字が積んである。直さなくても大丈夫かなと慌てて目を走らせるが、どれもなくてはならない重大な校正ばかりだ。
編集を手伝ってくれるという主婦がいるというので、指定されたマンションに行く。玄関が電子ロックだったが、ちょうど入っていく人がいたので、軽く会釈をしてその人に続いてマンションに入る。行き先は19号室だ。ドアを開けると誰もおらず、床の上に編集の手伝いをする機械だけがぽつんと置かれていた。
2022年06月22日
6月21日の夢(朝の食事会と奇蹟のピアノ)
事務所を兼ねたぼくの家に一人の少女がやってきた。ユニークな異才を持つ不思議な少女だ。道端で立ち話をしながら彼女が語る独特な意見や考えを、ぼくは夢中になってノートに書き記す。
家に入ると既に朝の食事会が始まっていた。たくさんの人々が二列に向き合って賑やかに朝ご飯を食べている。その殆どはまだ小学生ぐらいの子供たちだ。食べているのはバスケットのようなものに盛り付けられた握り寿司みたいなもの。向かいに座った五歳ぐらいの少女が遅れてきたぼくのため、手に持ったバスケットからお寿司をぼくの前の床にぱっと投げてくれる。ぼくはそれをつかんでむさぼり食べる。とても美味しい。皆がそろそろ食べ終わって解散する頃、座の一番端にいた男がぼくに肉の煮物を施しのようにばさりと投げてくれた。それもむさぼるようにして食べる。美味だ!
向こうで男がピアノを弾いている。音とともに水面から噴水が噴きあがり、空中からは火が噴きだして、それが十字に交差する。男の弾く鍵盤から奇蹟のような美しい音楽が生み出されてといる。
2022年06月17日
6月17日の夢(会社の解散)
ぼくの勤めている会社が今日で解散することになった。最後のタイムカードを押そうとする。いつもは端の方にあるタイムレコーダーが今日は真ん中に置かれ、みんな次々と押していく。ところが一人の女子社員が自分のカードをレコーダーに置きっぱなしにしてから、器械の調子が狂った。ぼくのタイムカードだけがいくら探しても見つからない。
会社の解散記念のゴルフ大会が沖縄で行われる。ぼくも実行委員の一員として、準備のために会場に先乗りする。しかし会場は緑豊かではあるが荒れ果てていて、茂みを押し分けないと辿り着くことができない。ぼくのほかにいるのは見知らぬ老人だけだ。二人で荷物を運んだり、会場の設営をしたりする。みんなが到着したら、大会についての説明をぼくがマイクでしなければならないだろう。だが自分で企画に携わったわけではないので、うまくできるかどうかとても不安だ。老人が姿を消したあと、ぼくは一人で会場にたたずむが、やってくるはずの社員とその家族は、待てど暮らせど姿を現さない。
6月16日の夢(模試を受ける)
模試を受けている。問題用紙は枚数が沢山あり、限られた時間で全問に目を通すことさえ大変そうだ。特に第一問は一ページまるまるあるほどの長い文章である。しかしよく見ると、殆どの問いは模範解答が記入してあり、楽勝で全問に回答することができた。答案を書き上げると、デスクのかたわらに尊大な感じの中年教師ふうの男が立っていて、「きみは小学校の入試の模試を受けるといい」と言う。今さらそんなものを受けたくない。きっぱりと拒否をする。
外に出ると、雪解けで水溜まりのできた道が地平線まで続いている。その水溜まりを何艘ものボートを連結したモーターボートで郵便局員が走っていく。それぞれのボートはコンテナのように巨大だ。ぼくはいたずらのつもりでそのボートの最後尾を手でつかむ。するとその力でボートの連結が外れた。あれよあれよと思ううちに、その一艘が道路から轟音を立てて崖下に転落する。直撃を受けて壊れた家の中から、一人の女性が出てきた。ぼくは自分が犯人とさとられないよう、さりげない様子で彼女と言葉を交わす。
2022年06月15日
6月14日の夢(バス停を見失う)
緑豊かな裏通りのバス停でバスを待っている。通りの向こうから、ぼくの乗ろうとするのではない、知らないデザインをまとったバスが現れた。バス停はかなり離れたところだ。ぼくはそれには乗らず、見守っている。一人の女性が現れ、それに素早く乗り込む。そこへ学生の集団がどっと現れ、ぼくは彼らに押し流されてしまう。気づいたときには最初のバス停を見失ってしまっていた。
2022年06月11日
6月11日の夢(暴力夫婦)
ぼくは自転車屋で、知り合いの夫婦の家に新品の自転車を届けに行く。青くてぴかぴか光るとてもきれいな自転車だ。奥さんは美人だが、なんだか意地が悪い。自分が注文したくせに、自転車に難癖をつける。夫は暴力的な若い男で、ぼくを脅して、衣服をはぎとり、パンツ一丁にしてしまう。さらにぼくに暴力をふるおうとするので、ぼくは目覚まし時計を投げつけるが、当たらない。「もうすぐ警察から電話があるよ」と苦し紛れの嘘をつく。その瞬間、偶然に電話が鳴り、男は驚いて受話器をとる。警察ではないが、彼の知人だったようだ。そのすきにぼくは服を身に着けて、家に戻る。
家は病院の大きな病室のように、たくさんのベッドが並んでいる。ぼくと妻のベッドから二つ置いた隣のベッドがさっきの暴力夫婦のベッドだった。戻ってきた奥さんはベッドで吐き気を催して、ゲーゲーと苦しみだす。何も知らない中年の主婦が心配して様子を見に行く。ぼくはさっき暴力をふるわれた件があるので、知らぬ顔でベッドに寝ているが、一応知人なので見舞に行くべきか迷う。
6月9日の夢(宝物を隠す)
仲の良い男友達四人と駅の階段を駆け下り、地下ホームに到着した電車の最後尾のドアから乗り込もうとする。男友達はぼくの知らない顔で、みんな頭のはげかけた中年である。ぼく以外の三人はホームにあった台の上にかけられていたバスタオルをめくる。その下にあった汚れたフェイスタオルなどの宝物をつかみあげると、それらを持って電車に躍り込む。その間、ぼくは閉まるドアをがっちりと肩で支えて、みんなが乗り込めるようにする。ぼくらは宝物を電車の中にある台の上のバスタオルの下に隠すと、ほっとしてみんなで笑い合う。
2022年06月08日
6月8日の夢(顔のない女)
二階に上がると仏壇の前に女性が後ろ姿を見せて立っている。首筋まであたりまで髪を伸ばしている。妻かつ思って声をかける。くるっと振り向くと、顔のあるはずの部分も背中と同じで顔がない。ぐるぐるぐると女はその場で回転するが、どこにも顔がない。
6月4日の夢(政治犯)
ぼくは政治犯としてニューヨークを列車で護送されている。護送といっても、親や親族などもいっしょなので、まるでピクニックのようだ。どうやらトイレ休憩になるらしい。出口は一か所しかないので、長い列車の中を車両から車両へとみんなでワイワイ騒ぎながら進んでいく。ようやく出口から外へ出る。そこは棚田のような温泉地で、棚田の一つ一つが野外の温泉になり、何人かずつが入浴している。タオルを持ってくるのを忘れてぼくはハンカチで前を隠しながら、適当な浴槽を探す。ふと見ると一角で、以前のS社の同僚たちが賑やかに騒いでいる。彼らに見つかりたくないので、顔を伏せたままあちこち彷徨い、おとなしそうな老夫婦が入浴している浴槽を見つけて、遠慮がちに顔だけ洗う。
トイレはその温泉地の一角の岩山の上にあった。岩に小さな穴が二つあけてあり、そこにトイレ用のスリッパが押し込んである。ぼくは手を使わず、足だけでそのうちの一方のスリッパをどうにか取り出して履く。トイレは便器のない、床に溝だけがついている方式だ。トイレに入ると詩人で実業家だったT氏がいるし、男子とまじって若い女性も楽しそうにおしゃべりしているので、びっくりする。
6月2日の夢(タイムレコーダー)
以前に勤務したS社で忙しく働いている。上司のI氏が今日は夜の7時半から打ち合わせだという。7月1日の取材の打ち合わせだそうだ。その日は休日だが、ぼくも休日出勤して地方の学校を取材しようと、やる気満々である。とりあえず今夜は打ち合わせのために帰宅が遅れると妻に電話したい。しかしデスクにあるダイアル式の黒電話は、どの回線ボタンを押しても使われているらしく、同僚たちの会話が流れてくるばかりだ。ふと行き先表示板を見ると、I氏は今夜は外出先から直帰となっている。社内で打ち合わせがあると思ったのはぼくの誤解で、どうやら外部でI氏が誰かと打ち合わせをするらしい。それならぼくはもう帰宅していいわけだ。
と思っているところにぼくが編集長をしている「Pの本」の文字校正が出てきた。ということはそろそろ次号の打ち合わせをクライアントとするために、特集企画のプランニングをしなくてはいけない。ぼくはそのための参考資料となりそうな書籍を何冊も集め、自分のデスクに山のように積み上げる。何か面白い話題はないかとページをめくるが、何も思いつかない。やっぱり今夜は退社した方がよさそうだ。リュックを取り出し、中にあった不要な荷物を外へ出す。思った以上にリュックが軽くなっていて嬉しい。
退社のためにタイムレコーダーのカードを押す。いつのまにかレコーダーの位置が変わり、オフィスの端でなく真ん中あたりに置かれているので驚く。しかも先に退社した女性社員が自分のタイムカードを置きっぱなしにしていったためか、ぼく自身のタイムカードがあるべきところにない。さんざん探して、予想もしないところにそれを見つけて、ようやく退社を記録する。そのカードは文具屋でぼく自身が選んできた自分専用の褐色のカードである。紙の色が濃すぎて印字がはっきり見えない。困っていると、総務兼任になったらしい男性社員が「まあ、このあたりのカードまではぎりぎり許容範囲と、オーケーにしました」と、変に恩着せがましいことを言う。