« 2007年02月 | メイン | 2007年05月 »
2007年03月31日
眠い季節、到来中。
今日は空は曇っているというのに
半袖Tシャツ着て車が洗えるくらい暖かい。
というか暑い。ホースを持ちながらなんだか眠い。
お昼は春キャベツとベーコンのパスタでもと思い
おいしそうな春キャベツを買ってきた。
満腹中枢が刺激されるとこれまた眠い。
ウグイスも安眠を誘っているのか
妨げているのかとても賑やかで……、そして私は眠い。
近所の桜並木。今年も同じように咲くけれど
周辺の木々がすっかり伐採されてしまったので
桜の背景は空だけになってしまいました。
今年から夜桜がよいようです。
来週には満開になりそうな咲き具合。
夕方にも一度見に行っておきますか。
アントン・ヴェーベルンの
「ピアノのための変奏曲 作品17」を聴きながら
書いていたらすぐそこにジャイアン。
さっきからずっとこちらに耳を向けて聴いているような気が
……ピアノの音色はお好きとみえる。しかし、でっかくなったねぇ。
いつの間にか町中のポストが新しく塗り替えられました。
お馴染み!縁起のよいポストくん、久々の登場です。
今年は“真っ向勝負”しなくちゃいけないもんねぇ。
2007年03月25日
ナニガ オコルカ ワカラナイ。
安藤美姫が金になりましたね。
荒川静香が世界選手権からトリノまでの間に
随分体をしぼっていたことを思い出しました。
今回のミキティはすっきりとしたバランスのよい体型に
なってましたもんねぇ。それだけ本気だったということでしょ。
キム・ヨナまではなんだか眠いなぁーと見ていたのが
浅田真央が1回目のジャンプを飛んで一気に目が覚めて
………これはいけるかも、と。
滑り終えてガッツポーズが出る瞬間まで正座で見ちゃったよ。
こんなに泣かされちゃ困るなー(笑)。
本当のところ真央ちゃんは銀メダルじゃーものすごーく悔しいだろうけど
今回はミキティのほうが本気度数がちょーっと上だった気がします。
しかし、手足が長いと舞台映えするのかと思ったけど
バレエやスケートみたいな回転が多いものだと
逆に持て余してしまったりすることあるんだねぇ。
そういう意味ではアジアの体型はバランスがよくて小粒だけどきれい。
ともあれ、やったね、ニッポン!すごいね、アジア!
このすばらしーい結果に拍手を送りたい、と書いていた昨日の深夜。
今日は目の前の田んぼの準備をはじめた畑から
ちっこいカスタネットを軽快に連打するように
無数のカエルの声が聞こえてきます。
ナニガ オコルカ ワカラナイ。
石川での地震。被害が拡大しないことを願うばかり。
2007年03月24日
燃えよ、女子(なんてね)!
最近までずっと男子だと思っていた作家がおります。
名前は三浦しをん。“しをん”なんていう名前だから
アンダーグラウンドなロッカーや人形作家(あれはシモンか)みたく
物事を少し斜めから見てる屈折した男子かと思っていたら……。
最近読んだ「まほろ駅前多田便利軒」も「私が語りはじめた彼は」も
男子が主人公という設定が多かったということもあるかな。
2冊読んでみて驚くのは雑多でなんてことのない風景の描写が
とてもいいのですねぇ。ウナリマス。
今週の1本。ソフィア・コッポラの「ヴァージン・スーサイズ」。
この映画で初監督&脚本とはいえセンスがとてもよいのね。
特にビジュアルや音楽のセンスは飛び抜けていい。(父よりいいかも)
「ロスト イン トランスレーション」も非常によい映画でしたけど
今公開している「マリーアントワネット」も時代はバロックやロココ、
なのに使っている音楽はロックだというし……。やるなー。
最近でいうと「ゆれる」の西川美和も監督&脚本を手掛けたり
久しく女子離れをしていた私でしたけど
近頃は女子もなにかと面白いのねー、とね。
そして今夜は女子フィギアのフリー。
何が起こるかわからない今日の勝負、楽しみである。
2007年03月22日
久しぶりに涙。
見るつもりはなかったのに
男子の世界フィギアスケート選手権を見た、最後まで。
さすがに高橋大輔の演技が終わった後(おめでと銀メダル)、
彼の涙につられて見ているこちらもつぶつぶの涙があふれてしまったよ。
どんだけ練習をして、心を鍛え、あの氷上に立っているのだろ。強いねぇ。
個人的には銅メダルのステファン・ランビエールの
情熱的でしなやかな演技に引き込まれてしまったし
ユニークな表現の持ち主のアルバン・プロベールの演技、
もーっと見ていたかったですけれど。
くるくるくる、男子は4回転の時代。すごいねぇー男子。いいねぇー男子。
明日からは女子、またまた見てしまいそうな気がする。がんばれ、ニッポン!
2007年03月11日
ローズ語録「リスのお尻は光らない」。
コドモの頃はものすごい想像力と集中力で
大きな岩を積み上げただけの場所が突然基地になったり、
風の音だけがする竹薮がお化け屋敷になったりしたものである。
そんな遊び方、今じゃとてもできないなぁ。
なんでこんなことを思い出しながら書いているかといえば
今週の1本、映画「ローズ イン タイドランド」を観たからです。
一度、頭の中をのぞいてみたいと思っている監督の一人テリー・ギリアムくん、
またしても残酷で楽しくて美しい映画を作ったもんだ。
子供向けとも大人向けとも言えないけれど、人気の「ハリー・ポッター」とか
「パイレーツ オブ カリビアン」よりははるかに面白いと思う。
今度、コドモにオススメ映画を聞かれることがあれば、
この映画を薦めるつもりです(といってもあまり聞かれる機会はないけれど)。
「リスのお尻は光らない」かー、そりゃー、光んないよねぇ。
詳しいことが気になる方は映画をご覧くださいな(笑)。
2007年03月03日
ゆれる変化球。
今年のアカデミー賞、いまいち盛り上がりませんでしたな。
(この数年、盛り上がってないか……)
いつの間にかアンチハリウッドの私ですが、今回気になる作品は1作品だけ。
主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンの「クィーン」。といってもこれはイギリス映画。
ヘレン・ミレンといえば「コックと泥棒、その妻と愛人」が印象的。
ゴルチエの衣装にも負けない美意識の高ーい映画でしたけど
内容は至ってシンプル、……でも多少執念深くて……そこが面白かったっけ。
イギリス映画の湿気を含んだようなあの感覚、どことなく日本映画に似てます。
日本映画「ゆれる」を観た。
観てから3日くらい経つけれど、心のヒダヒダがぶるぶるっとしたまんま、
どーも落ち着かない。やっぱ映画はこうでなくちゃ。
この歪んだいびつーな感じ、ふむふむ、人間は複雑ですのよ。
アーイとか、ユウキーとか、シンジツーとか
向かう先が一つの直球ストレートばかりじゃ、つまんないと思う昨今です。
ふらふらと花の匂いに誘われて庭を散策してみれば
あちらもこちらも一気に花が咲き、確かに美しいけれど
この暖かさはかなり気になりますな。どうすればいい、ジャイアン?