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2006年01月26日
残雪の六国見山。
まだこの辺りは雪がたくさん残っている。
屋根は今の時間ほとんど解けたが、朝はまだたっぷりあった。わが日当たりの悪い庭は、こういうとき雪の貯蔵庫になる。万両の赤い実だけが彩りである。
日が高くなった11時ごろ、六国見山に登る。雪もゆるみ始めたと思ったからである。靴も山靴とまではいかないがハイキングシューズにする。標高たった150メートルあまりだが、山は山である。
思ったとおりかなりの残雪。山道の雪はシャーベット状になっているので良かったが、下りの方はかなり滑りやすく、朝早くだとカチカチだっただろう。両側の僅かなブッシュにつかまったり、雪の積もった上などに足を置きながらゆっくりと下った。
雲ひとつない快晴。頂上には誰もいなかった。地平線はかすみがかかり、大島も富士を中心にした山並みもおぼろだ。鳥の姿もなく声も聞こえない。ただカラスだけが、声を上げている。遠くに飛行機の爆音、小さな銀色の飛影。しかし下ってきて住宅地に入ると、富士の姿がぼんやり薄い雲の中に現われてきた。丹沢の山並みも・・・。トンビが上空をゆっくり旋回している。
なんとのどかな昼の風景だろう。世間は年の初めから今年もまた騒々しくなり、きびしくなって来ているけれども・・・。
投稿者 kinu : 2006年01月26日 16:11