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2008年06月16日
一寸先は闇
先々月の台峯歩きの後頃から、少々健康を損ない外出も控えていましたのでブログもすっかりサボっていました。そして梅雨の晴れ間の今日、散歩程度の運動ですし気晴らしにと台峯歩きに参加してきました。
しかし最近は新聞一面に大文字タイトルで報道される大きな事件ばかりが生じ、平穏でのんびりした山歩きの前に、それについて一言だけでも触れないではいられなくなって、ちょっとだけ書きます。岩手・宮城地震発生時、ちょうどBSを見ていたのですが、単に発生の場所や数字のテロップが流れただけだったそれが急に切り替わり、いつもながら日を追うに従って、次第に深刻な事態の報告となって行きました。
それに温泉宿全体が土砂に流され生き埋めになった駒の湯温泉が、昔々の旅行中、その山奥の鄙びた温泉に泊まろうとしたことがあったことを思い出し、人事ならぬ気もしたからでした。
もし私がそこに泊まった時に、今度のような地震があったらば、私も巻き込まれていたでしょう。まさにそれは運命であって、一寸先は闇です。
それは偶然ですが、とすると今生きていることもまた偶然だと言っていいでしょう。秋葉原も私は歩いたことはないのですが、何かの都合で、たった一回であっても歩いていたとして、刺されたかも知れません。
とすれば今このように生きていることもまた偶然で、それはまさに生きさせられているということで、大げさに言えばそれを感謝して生きるほかはないようです。
折も折、宇宙に飛び立った星出さんが無事に帰還しました。科学の先端を行く宇宙旅行、しかしその足元にある地面の動きはいまだ正確につかむことも出来ず予測も出来ないという皮肉を、まざまざと見せ付けられる思いがします。
とにかく偶然の存在である、はかない生のその日その日を、しっかり生きていくしかない(といつも思っているわけにはいかないけれど)・・と、緑あふれる山道をたどりながら考えました。
台峯歩きについては、稿を改めます。
投稿者 kinu : 2008年06月16日 13:52
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