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2009年03月02日
「はやぶさ」乗車記(つづき2)
昨日のニュースで、九州方面では最後となる寝台特急「はやぶさ」に名残を惜しむ人が大勢集まってきているさまが放映。少しだけ早く行動に移したので、あのような騒ぎに巻き込まれなくて良かった。
2月16日はまだそれほどではなく(横浜から乗車したからかな?)、向かいのホームにカメラを向ける人が数人いただけで、こちらにはカメラマンも又乗車する人もほとんどなかった。17分遅れでやってきた列車を迎えながら私もカメラを向ける。ソロの車両には大きな星印のロゴがついているので、乗り込む前にそれもカメラに収め、急いで乗り込んだ。先頭から3番目である3号車、14番は先頭乗車口に近い方だった。細長いドアが並んでいる。奇数が下段個室、私は偶数なので上段個室である。階段が数段あり、天井が下段室よりも低いはず。左側にベット、窓の下にはゴミいれを下に設置したサイドテーブル、ベッドを椅子に使う場合のテーブルが折り畳みになって右側にある。そのほか鏡、ハンガーフック、水彩画も飾られている。足元のベットの奥には荷物の収納場所、手前には毛布と浴衣、そして肝心のキイ。
こんな風に言葉で言うよりも写真をここで紹介すれば一目瞭然ですね。でも残念ながら私のカメラはデジカメでもなく、又それをパソコンに取り込む方法も知りません。又このB寝台個室の内部についてはインターネットで検索すればいろいろ出てきますし、誰でも見られます。私もこの内部については検索して、プリントアウトして来ました。その再確認でしかなかったいほど同じでした。知りたい方があればそれをご覧ください、ということでこれで描写は終ります。その印刷と自分で撮った写真とを使って、薄いアルバムを作ったところです。近しい人にはこれを嫌でも見せて、話を聞いてもらうことになるでしょう。
室内には今ではほとんど見られなくなった、昔はかならず窓の下に付いていたあの金属性の煙草の吸殻入れがありました。個室だから、今でも煙草が吸えるのかしら?でも煙草の臭いは残っていませんでした。横浜まで切符を買った人は、この部屋に入ってきたのかしら?写真を撮るだけで出て行ったのかしら?そういう人は乗るときは居なかったけど・・・。
ソロはどうも男性ばかりのようでした。マニアが多いのでしょうか。17分遅れた間に、お茶を買っていたのは正解でした。食堂車はかなり前から、ビュッフェも、売店もなくなっていることはネットで知っていましたので弁当は持ち込んでいましたが、飲み物も車内で買う事が難しい感じで、後できいたところ自動販売機も2台あるきりで、朝コーヒーを買おうと思ったところ売り切れだったのです。
朝、徳山から初めて弁当が持ち込まれ、その徳山の「穴子弁当」が美味しいということなので、それを買おうと思っていましたのに、車内放送では車内販売に回ると言いながら来ないので通路で様子を覗っていると弁当を持って通り過ぎる人あり聞いてみると、先頭で販売しているが行列ができて動けない有様という、ではと行ってみると長い行列。列車の中で行列するとは思っていませんでしたが、せめてコーヒーぐらいは飲みたいと私も列の尻尾に付き、幸い穴子弁当も手に入れました。これはなかなか美味しかったです。それも写真に撮りました。
ところが、九州に渡るに際して下関で機関車の付け替えがあり、少しだけ長い停車があるのですが、その時にはきっとカメラマンが殺到すると思い、その殺到のさまをカメラに撮ろうかなと思っていましたら、カメラが壊れてしまい果たされませんでした。
結局私の乗車記の最後は穴子弁当で幕ということになりました。
少し前から細かな雨が降り出していましたが、関門トンネルを抜けて九州に入ると沿線には雪がうっすらと積もっていました。列車はその後も遅れ(関が原辺りで一時停車)が出て結局1時間近く遅れ11時18分(予定は10時10分)に博多に着きました。
投稿者 kinu : 2009年03月02日 10:28
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