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2011年07月23日

今年の蝉

この夏、蝉が遅れているようだと、新聞が報じていた。
私もそれを感じていたのだった。

ああ、夏が来たなあ! と感じるのは、蒸し暑い長雨がある日急に明けて、真っ青な夏空になったような夕方、カナカナと細い声で鳴く、どこか哀しく寂しいヒグラシの声を聞いた時だ。
いつもは大体ここでは中旬である。鳴かないなあと思っていたら、台風6号が徳島に上陸した日の20日、各地に大雨を降らせていたがここは晴れたその夕方、ヒグラシが鳴いた。
しかしそれはどこか心許なげだった。その後、鳴かない。
今朝、入り口の戸の敷居に蝉がいた。ヒグラシで、まだ生きていたが、すぐ捕まえられるほどに元気がなかった。「どうして鳴かないの?」と言いながら手に乗せるとやっと飛び立っていった。
今日は一日晴れたのに鳴かない。気温もまだ猛暑まではいっていない。
もちろんまだミンミンも鳴かない。

地震や放射能のせいではなく、春先の低温の影響と新聞では言っていたが、これは先日の台峯の時も話題になった。蛍も例年よりも一週間遅れているという。
一般的に、なぜか昆虫の世界に異変が起きているという。今年からある昆虫がバタッといなくなった。25年見ているのに、また環境が変わったとは見えないのに…。森がしっかりしていれば大丈夫と普通言われているが、どうもそうではなく昆虫だけがということがある…と。
でも樹自体もあちこちで樹液が出なくなった、ということもある…とも。
そして自然に付き合えば付き合うだけ、観察を続ければ続けるだけ自然がよくわからなくなる、自然は一筋縄ではいかない、自然はいつも想定外の姿を見せるのだというのが、Kさんの意見でした。

投稿者 kinu : 2011年07月23日 17:02

コメント

バッタが異常繁殖してるよ どうすればいい?

投稿者 eiko : 2011年07月23日 19:56

バッタの好きな葉っぱを沢山作っているからじゃない?
ここでは紫蘇の葉に小さなのが来て食べていくので、追い払っているけど、それ程じゃない。バッタやイナゴの異常繁殖というのは、気になりますね。今日も蝉は鳴きませんでしたし…。
でも歩く会では昆虫を守ることは熱心でも退治することは教えてくれませんね。今度聞いてみましょう。

投稿者 kinu : 2011年07月24日 18:03

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