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2014年09月22日
暫らくぶりの台峯歩き
昨日は予想外に秋晴れのお天気になりましたので、このところ休んでいた台峯歩きに行ってみました。参加者は15、6人で歩くにはちょうどいい人数でした。
渡されたプリントは、表も裏も蝶ばかりで、今日はその秋の蝶に特に目をやりながらという事になりました。そこにはルリタテハやキタテハ、キチョウなど彩りの綺麗なものもありますが、この季節蛾と間違いそうなセセリチョウや爪くらいの小さなしじみちょうの仲間のほうが多いのです。
わが庭でも確かに飛んでいるようですが、小さくて地味なそんな蝶などにあまり目がいかなかったことに気が付きます。また蛇の目玉のような模様を持ったジャノメチョウの仲間なども…。
また実りの秋なので、田んぼの稲も気になりましたが、二カ所の田んぼはそれぞれ黄金の稲穂を垂れていました。今年は暑かったせいか少し生育も早いようだとのこと。でもイヌビエなどの雑草もあちこちに交じり、それは草取りをあまりしなかったせいで、いかに田んぼと言うものが人手を要するかが分かります。
さて例の見晴らし台である老人の畑では、サシバの渡りが見られるとのこと(上空が渡りのルートになっている)、この時もそれが見えたそうですが、あまりに高いところに飛んでいるため肉眼では無理のようで、倍率の低い双眼鏡しか持っていない私には到底無理でした。
この季節山の木の花は少なく、タラ(若芽の時に食べる)の花とヌルデの花ぐらいで、どちらも地味で花とは見えないもの、草の花は結構よく目にするミズヒキソウ、キンミズヒキ、白い花のヨメナやセンニンソウ、藤色のツルボやヤブラン、タデの類、萩類のほか老人の畑には南蛮萩の一群れが派手な色彩を見せていました。
さて気になることを一つと、これもKさん。今年は草むらによく見られる女郎蜘蛛がとても痩せているので心配だとのこと。蜘蛛は昆虫を食べるので、それらが痩せているのは、餌となる昆虫が少ないせいだと。確かにデング熱などの元凶と騒がれたいるものの、例えば蚊が今年は少ないな、と感じていたからです。
ゴキブリも食べてくれるとのことなどで、私は家の中の蜘蛛は殺さないようにしていますが、今年はあまり見かけず、小さいのがいてもいつの間しかいなくなってしまっています。庭にいる女郎蜘蛛も確かにあの派手な色を見せるものは少なく、細々とした感じです。
変な蚊が出てくるのも生態系を崩す方向にばかり進んでいく人間への警告でしょうか。
それでも虫たちも懸命に生きているようで、草むらで昼寝しているのかマツムシをつくづく眺め、また草むらでお腹に卵をいっぱい抱えたショウリョウバッタと捕まえました。(もちろんすぐ解放しました)
トンボもオオイトトンボ、ウスアカネなどを見かけ、秋を感じてきました。