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2016年07月18日
梅雨の晴れ間の台峯歩き
今年は少雨の梅雨のようで、水瓶が心配されます。
台峯歩きの昨日も、曇り空ながらときどき日も射す蒸し暑い一日でした。
私はさぼりたい気持ちを励ますようにして参加してきました。
やはり集まりは悪く、11人でした。
この季節の花は、ねむの木の花、カラスザンショウの木の花、また花が咲くと葉が白くなるハンゲショウ(半夏生・半化粧)。道端や木陰にはダイコン草やミツバ、ウマノミツバ、ミズヒキソウ、セリの花、ヤブラン、ヤブミョウガなど。我が家にもみられるものも多いのですが、皆でお喋りしながらが楽しみです。
今年も3回ほど蛍を見る夕べもありましたが、さぼってしまいました。
毎月同じところを、草や花の名を教わりながら歩くのに、なかなか覚えられないのは嘆かわしいことです。今回も花が咲いていないので、葉っぱだけを見てもなかなか名前がわかりません。
ニガナも前にネットで検索したりしたのに、忘れていました。今回はムラサキニガナの花が咲いていたので、これはちゃんと覚えよう!
また独特の姿をしたガマの花(実はちくわ型をしたところが雌花で、その先の細く針のように突き出したものが雄花とのこと)は、残念なことにまだ穂が出ていませんでした。ただ、この辺では珍しいというトンボ草というのが木陰にありました。これも教えられなければまったく気が付かないものです。
また案内者のKさんが大好きだというクマヤナギという蔓草、それに似ているけれど新芽が独特の形をしているエビ蔓など、普通だったら見向きもしないような草むらの蔓にも面白さを教えられます。
さて今回、大変珍しい光景に出会いました。出口辺りにカラスザンショウの大木があるのですが、その太い幹を歩き回っている2匹のおタマムシがいたのです。タマムシ自体も最近はなかなか見られなくなっているのに、またその辺りに這い回っていることも変だと眺めているうちに、それが産卵をしようとしているのだと分かりました。そしてお尻を上げそこから針のようなものを出し(産卵管)、幹に突き刺しているのが、目視でも観察できたのです。一回だけではなく、何度か繰り返されました。
象の足のように固い幹によく刺さるものだと思えるのすが、不思議です。これはめったにお目にかかれないもので、皆大いに満足して今日は別れを告げました。