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2005年08月07日
お祭りだ
ここ数日、近所は祭り一色だ。3年に一度の「住吉神社例大祭」のさ中なのだ。佃の住吉講を中心に月島、勝どき、晴海の町会連合で催されるけっこう名の知れた勇壮な祭りである。
その佃、月島、勝どき、晴海をまんま渡り住んで17年になるがいまだに異邦人のまま。このときだけはそれがちょっとさびしい。
はじめてこの地に来て佃小橋をわたったときはかるく眩暈を起こしたものだ。そこはこの世とは思えないほど不思議な空間だった。植木屋の目を洗うような柳の緑、ひっそりとした店先に並ぶ鮮やかな朱塗りの茶碗や箸や小物入れ、やたらと煙突がでかい風変わりな銭湯、大きな幕暖簾を張った佃煮屋、そして住吉神社 … 吉本隆明さんの生家もこの近所だったらしい …
後に「千と千尋の神隠し」の世界はこの空間をモデルにしたといわれるが、そのときの印象はそれ以上だった。それと、佃から月島にかけていくつかの家に「住吉連合」と表札がありヒエーとビビッたりもした。あとで町会連合のことだとわかったが。
17年経ってこの一帯は小ぎれいな超高層長屋が林立し、町の赴きもだいぶ変わったけれど、祭りのときだけはずっと前から時が止まっていたかのような幻覚を呼び起こす。
明日は佃から勝どきに渡り一泊した八角神輿という本社神輿が再び佃側に戻されるのだが、この引渡しの際に両者奪い合いで警官まで動員する騒動となり、そこへ地元の親分さんが颯爽とあらわれ仲に入って手打ちとなる、という大団円があるらしいがまだ見たことがない。
2005年08月04日
絨毯爆撃の夢
戦後生まれだから戦災体験はないのに、なぜか昔から戦争もどきの夢をよくみる。(もっとも最近は夢自体覚えていることが稀だけれど)
今朝は妙に生々しい、というか正夢風の夢をみた。実際に戦災体験のある上の世代には顰蹙ものかもしれないが…
○8月4日朝の夢 絨毯爆撃
工場で作業をしている。目の前には、幅1m以上、長さがずっと先まである紙のような布(絨毯?)のような物体があり、手前の端にさらにその物体を継ぎ足す作業をしている。どうも兵器をつくっているらしい。何の兵器かわからないが。コンテンツ?という声も聞く。
近くにいる敵を攻撃しようとしているらしいがなかなか作業がはかどらず、親工場が業を煮やして「こっちから攻撃するから巻き添えになるので逃げろ」と指令があり、われわれ仲間5〜6人はあわてて工場を出、坂道を転がるようにして逃げる。後ろで爆発音があり焦りまくっているところでT字路にぶつかった。仲間は左側に折れたのだがわたしだけはなぜか右側に折れ必死に逃げる。爆風が追いかけてきて、それといっしょに色、柄とりどりのパッチ模様のあの物体がうねるように押し寄せてきた。その隙間をぬってひたすら逃げているうちに突然部屋にぶつかった。
その部屋にどうにか逃げ込みしばしホッとしていると、誰かがドアをたたく。
開けると仲間がふたり入ってきて「無事でよかったな」と肩をたたきあう。「それにしては早かったな」とわたしが言うと、仲間は「もう2年過ぎたが」と言う。2年?あとの数人は?
そこで目がさめて、その数時間後知人から電話があった。「しばらくだね」と言いながら、夢を思いだす。あっ、そういえば2年ぶりじゃないかと。嘘のようなホント。