2007年02月05日
LPの夢現2
店に入って陳列棚の前に立ち、さてっと気合を入れるのだが、CDというのはどうもスーパーかコンビニで買物をするようでときめきがわいてこない。
LPの頃がなつかしい、などとあらぬことを考えながら目当ての曲を検索するのだったが、ふとあることに気がついた。
おいおい、作曲者が誰なのかど忘れしているぞ。
あれはたしかプロコフィエフだったか、と誤検索したところで、まあこれも失くしているしと先にこちらを手にする。そしてアルヴォ・ペルト。ついでにクセナキス……と、金もないのにコンビ二気分。
とりあえずこっちを先にと、レジのカウンタに持って行き目当ての曲の作曲家を尋ねる。
「あのー、死んだ王女のためのパヴァーヌの作曲家ってだれでしたっけ?」とOz。
すると「はあ〜?亡き王女のためのパヴァーヌですね!」とやけに甲高い声できっぱり。(まあそうもいうか)
そしてさらにオクターブぐらい甲高い声で「その作曲家ですか?(知らないの?と太田光調)」と。(おいおい声が裏返ってるぜ)
周囲の視線が一斉にこちらに集中するのがわかる。
とほほ、まるで罪人にでもなったかのようでなんともいたたまれない。そそくさと勘定を済ませ目当てを置き去りにして店を出てしまった。二度とこねーからな。と、はるか先の「HMV」へと再チャレンジするOzでした。つづく、かも
投稿者 oqx1 : 2007年02月05日 18:05
コメント
ときめきのO氏様(^。^) 、
「亡き王女のためのパヴァーヌ」は聴けましたか?
ちなみに私の中ではラヴェルのイメージカラーは赤、
この曲は深紅のビロードに光と影って感じで好きな曲です。
こちらはこの数日の陽気に冬眠から覚めたカエルのごとく(?)、
マーラーの「亡き児をしのぶ歌」を引っぱりだして……。
肌寒いような暖かいような春の夜にはなぜかぴったりきます。
ところで、王子、いやO氏、“つづく、かも”って
その後がTSUTAYAではどうなったのです?
投稿者 jinbei : 2007年02月05日 22:02
ツタヤと書いたのはHMVの勘違いで、あとで気がつき直したのだが油断もすきもないやつ。ツタヤもHMVもOzのあたまのなかではいっしょなのだった。
どうもこういう話は先取りされてしまってオジさんは不満だなあ。もっとめちゃくちゃに、つづく、かも
投稿者 Oz : 2007年02月06日 00:29
うふふ、油断するほうが悪いのだ。
日頃、ほけーっとしてるようで意外に抜け目はないのさ(笑)。
by 大昔音楽部部長
投稿者 jinbei : 2007年02月06日 19:44