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2007年04月09日
嗚呼、多数決
わかっちゃいるけどやめられない、というのがわたしと妻の投票行動で、今回もまたずばり死票を投ずる結果になってしまった。(それぞれ別人にだが)
まあアレです。ちびちび飲みながら開票速報を見やり、画面にあれこれ突っ込みを入れたりするのも選挙の楽しみといえば楽しみ。それなのに、開票がはじまるまえから当確がでちゃう選挙ってなんじゃらほい。一喜一憂もありゃしない。突っ込みようもないじゃん。まあ、これほど負けっぷりがみごとだと笑うしかないが。さて、引越しの準備でもするか、と妻に諮ると、多数決で決めましょう
2007年04月03日
リアルと表現
統一地方選(前半戦に訂正)も最終ラウンド。東京では案の定、石原多数派が後続にかなり水をあけているらしい。
この先まだ4年も石原都政下の空気を吸うのは辛抱たまらん、築地も月島もなくなっちゃいそうだし、そうなったら15回目の引越しを決行するしかないぜ。そんなところに現われたのが外山恒一だった。
しかしよく考えてみると、考えなくても「多数決なんだから多数派が勝つに決まってるじゃないか」と外山が言うとおりで、思えば、この十数年十数回の投票で勝率は0%(若い頃は投票すら行かなかったが)。みごとな少数派っぷりだ。
外山の演説は身も蓋もないようにみえるが、じつはそこにこそ計算された表現があるのだと気づいた。
少数派と多数派というのはふつうに考えれば相対的なもので、ケースバイケースでもある。そこをあえて固定させてメッセージを組み立てることでインパクトが生まれている。
これはレトリックだろうか?そうもみえる。が結論だけいえばじつは根源的なリアリズムじゃないか、かつ表現ではないか。そしてそれは案外この鉄板レースに大穴とはいかないまでもアリの一穴を穿つことになるかもしれないと思ったりしたのでした。