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2010年06月26日
とほほのiPad報告
iPadを使った報告をしろよ、しなければ、と焦りつつもあまり気分がのらずワールドサッカーにうつつをぬかしていた今日この頃、まずは決勝トーナメントに行けたしiPhoneの新型も出たしでほっとひと息三百米、気分がはずんだ。
iPadは魔法のようなデバイスではなかった。奇妙な果実(林檎)と言ったほうが似合っている。
前に「モバイル用の高度なネット環境の実現と、画像や映像の処理と保管、再生のハイビジョン化、あるいは電子ブック化等にいたく魅かれた」と書いちゃったところはそうハズレではなかった。けれど、それ以前の当然あるはずの(と思いこんでいた)PC機能が、アレ?ない......のだ。
USBのポートが、TCP/IPの装備が、Webに不可欠のFlash対応が、そしてなによりもカメラ搭載が、ない、ない99%なのだった。
こうなると、3月の幻の発売予告があったあのとき店員が言った「iPhoneかiPod touchと機能もさほど変わらないし、サイズが違うくらいだと思いますよ、たぶんですがね...」が正しかったことになる。それどころかiPhoneにさえカメラ機能はあるぜ、って正の二乗は悪になるのだった。
これはわたしにとってであり、十分エンジョイされている人も多いと思う。要は目的次第でおいしいとも思えるだろうし逆もあり得る、というのが現状での感想だ。奇妙な果実(Strange Fluit)と言ったのはそういうことで、それと新iPhoneも合わせたApple社の最近の戦略というか商法に昔からのMacユーザーとしての異議もある。
むろんソフトバンクというニポンの電気通信事業会社によるところも多く、そのことはいずれレポートしようと思う。