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2012年04月25日
フラッシュバック 2)
睡眠薬の弊害、とくにベンゾジアゼピン系(医者で処方される睡眠薬のほとんどがこの部類)の反跳・離脱症状は調べれば調べるほど深刻で、その発症事例はきわめて広い層、世代に及んでいることがわかった。
本当は思いだしたくもないようなおぞましい体験だが、時間が経って記憶が薄れてきた一方、かるいフラッシュバックが起きることもあり、この際実態を見極めようと、決めた。
わたしの場合、ある時期不眠が続いたため、医師の指示で2種類の睡眠剤の服用を半年ほど続けていたのだが、たまたまその薬が切れ、ちょうど週末直前で医者も休みに入るため、そのまま2〜3日服用しなかった。
土曜から兆候のようなものがあったが、日曜だった、突然、吐き気、強い不安感、強迫観念、震えなどが襲った。まさに悪夢だった。とくに顕著だったのは震えで、後でわかったことだが「振戦」と呼ばれる症状で、上半身が間欠的にしゃっくりのように痙攣するものだ。それを見た家人が救急車を呼んだため、救急病院で半日MRIまでやって検査されたが原因はわからずじまいだった。いや、わかっていたのかもしれないが。
帰宅して悪夢がつづくなかあれこれ思い巡らしているうちに、もしかしたら、と睡眠薬に思い至った。
それから必死になってネット上で関連用語の検索と理解に腐心した。
こうしてはじめて知ったのが「ベンゾジアゼピンによる反跳・離脱症状」だった。
つづく
投稿者 oqx1 : 2012年04月25日 18:38