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2013年06月28日
明るいiBookstore計画 3)
iBookstoreの全体像をやっとつかめてきた。出品が可能になった時点で些か浮かれたり早合点していたようだ。もちつけ、いやおちつけ。
冷静になって見直すとiBookstoreはかなりよくできたシステムである。思いがけない発見があったりもする。本日の新発見!というかうれしいランキングに気がついた。
「フィクション/文学」→「詩」のページを見渡していると、右サイドに『トップ有料ブック』という順位のようなリストがあるのが目に入った。よく見ると、なんとその5番目に昨日エントリーしたばかりの『うさぎじるしの夜』(水野るり子 著)のタイトル名が載ってるじゃありませんか。一瞬目を疑った。なんじゃこれは !? 『トップ有料ブック』?早速売れてるってこと?そんなレポートは届いてない、まして昨日の今日であり唐突すぎる。もしかしたらiBookstoreのスタッフが有料かつ優良と見做しランクをつけてくれたのかしらん。
一番は宮沢賢治、中原中也ほか「…スゴい詩人18人」というブック、2番は金子みすゞ、3、アロイジウス・ベルトラン、4、タゴールに続いてのNo.5だ。凄いじゃないか。そこで『トップ有料ブック』というタイトルをクリックするとランク全てが表示され、No.6は『八木忠栄詩抄』だった。うーむ、iBookstore、恐るべし、いや、敬すべきか。
『トップ有料ブック』の意味合いがいまいちよくわからないが、このことひとつだけをとって、iBookstoreはとてもよくできたシステムであると言ってしまおう。
ところでiBookstoreにアクセスする手順は多くのパソコンユーザーに周知されているのだろうか。
そこが気になる、ので次回はiTunes Store、iBookstoreへの接続についてふれてみようと思う。
つづく
2013年06月27日
明るいiBookstore計画 2)
巨大化するiBookstore。そこでどのようにして注目を集めるか。出品者にしてみれば、エントリーしたブックスがストア内でどのようなコーナー、位置にあるかは最大の関心事だ。が、そのあたりのガイダンスがなく、ポジションがつかめなかった。(以下iBookstoreの歩き方として参考にしてください)
数日あれこれ見当をつけながら探っていた。
そもそも出品手続きの時点でカテゴリを決めるのが必須で「電子ブック詩集」は当然ながら『詩(Poetry)』のカテゴリを指定している。よって『詩』のカテゴリが直感的に見つかれば話は早かったのだが…
そうこうしているうちにふと気づいた。どうも視野狭窄になっていたようだ。あらためて「フィクション/文学」のカテゴリのページを見ると、右サイドの下方にサブカテゴリのリストがあり、『詩』のカテゴリが小さく明記されていたのだった。やれやれ
そこで「フィクション/文学」→「詩」と進む。前記と同様、最初のページは大きく「新規追加」「人気作品」「全てのブック」と分けられ、それぞれ大手出版社系の「おすすめ」ブックスが占拠している。ので「全てのブック」→「全て見る」を開く。予想どおりすごい量のブックスが並ぶ。が、思いのほか早く見つかった。ちょっとスクロールをしたところで、あっ、あった。『八木忠栄詩抄』をやっと見つけることができたのだった。
わたしの不注意といえば不注意、けれど、出品者以上に、なによりも読者への道しるべとして、そのあたりのガイダンス、あるいはカテゴリの立て方がすっきり整理されれば、『詩』とりわけ「電子ブッック詩集」への認知度、関心はきっと高まるにちがいない(もちろん売れ行きも ^^;)、と思った。
つづく
2013年06月26日
明るいiBookstore計画 1)
「電子ブック詩集」のiBookstoreへのエントリーをようやく実現したものの、新たな難題が浮かび上がった。そううまく事が運ぶはずもないことは予想していたけれど、困ったのはそれがiBookstoreのシステムというかスタンスによるものだったからだ。
『八木忠栄詩抄』のOn store(掲載)が決まったので早速iTunes Store(のなかのiBookstoreのなか)のどこにどのように掲載されたのかワクワクしつつ確かめてみた。街の書店で言えばどのコーナーのどの棚の辺りに並んでんだろ?ってこと。
ブックの中身を紹介する独立した情報・購入ページそのものにはすぐアクセスできる。が、全体のなかでのそのブックの位置関係、つまり街のお店で言えばお店全体のなかの位置、場所がはっきりしないことにはお客の目に留まらない。
そう、目に留まらないのだ『八木忠栄詩抄』。どこに並んでいるやら見当がつかない。
iTunes Store(のなかのiBookstore)のTopページは、当然といえばまあ当然だがベストセラーや売れ筋ブックが占拠している。そこを素通りして「すべてのカテゴリ」→「フィクション/文学」に進む。大きく「新規追加」「人気作品」「歴史フィクション」とある。が、そこもまずはメジャーものが占拠している。そこで「新規追加」→「全て見る」しかないかと覗く。と、いやはやすごい数のブックスが陳列されている。日本版iBookstoreはスタートからまだ3ヵ月ほどしか経っていない。なのにいまやネット上の一大電子ブック書店と化してることをいまさらながら知った。
が、その「全て見る」をスクロールしても見つからない。なぜだろう。探し方がまちがっている?あるいはOn storeしたもののApple側で細かい手続きが遅れているのかもしれない。と都合よく解釈してしばらく様子を窺うことにした。
つづく
2013年06月15日
電子ブック漂流記 15)
AppleのiBookstoreに、まずは『八木忠栄詩抄』を登録できた。やれうれしや!
長い道のりだったがTaxのトンネルを抜けたらあとはあっけなかった。
亜米利加の納税者となるべく亜米利加歳入庁(IRS)に申請し納税者No.を得る。その手続きがわかりにくく何度も頓挫した。が、最近になってネット上でリアルな体験談を発見し、それをお手本に申請したところ翌日嘘みたいにあっさり取得できた。
亜米利加の納税者番号が必要なのは、Appleの拠点が亜米利加にあることから、販売による税が日米両方で重複してかけられるのを避けるためだ。AppleもAmazonもこれを取得することを条件にしている。
数年来のしこりが解け、iBookstoreとの契約手続きは一気に完了した。続いてAmazontとも契約予定だが、ひとまずiBookstoreへの出品に専念することにした。
が、その直後、思わぬアクシデントに見舞われしばらく作業の中断を余儀なくされた。ようやく再開したのはつい数日前だ。いよいよこれまでの「電子ブック詩集シリーズ」をすべて出品しようと、まずは『八木忠栄詩抄』のエントリーを目ざす。
これまでの経緯からすればそう簡単にはいかないだろうと思ってトライしたが、案の定、何度もエラーを重ねた。
そして2〜3日がかりの試行錯誤の末なんとかOKになった。
『八木忠栄詩抄』はまもなく「iBookstore」に立ち並ぶことになった。
この先これまでの電子ブック詩集すべてを世界に発信できる。
『電子ブック漂流記』はひとまずジエンドにして、
明るい「iBookstore計画」をはじめようと考えている今日この頃だ。
つづく