2005年09月14日
カモメの島
カモメの島
カモメたちの飛ぶ島へいきたい
真昼の海に浮かぶ
緑の泡のような愛の島に
カモメが虚空のなかをはばたき
空と海でたくさんの風車がまわる
私はあなたのなかで透明な海になり
あなたは私を渡る虹のかなしみになる
カモメが海の秘密をしゃべり
砕かれた貝がらの浜辺がつづく
私はあなたを呼ぶ海の混沌になり
あなたは私を染める大きな夕焼けになる
カモメたちの死ぬ島に行きたい
暗い海に沈んだ
花びらのような過去の島に
(これははるか以前に書いた詞ですが、堤政雄さんの作曲でCDにも入って
います。一部でけっこう愛唱された曲です。今読むとなんだかはずかしい
けれど。)
投稿者 ruri : 2005年09月14日 22:20
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コメント
この曲が聴きたいですね。
確かに甘く若々しい唄ですが、こういう詩を今でも書けたらいいなあと思いました。すなわちこういう若い気持ちになれたらいいなあーと。書けないかしら? こういう気持ちになれないかしら? 若返るためにも・・・・
投稿者 木苺 : 2005年09月15日 11:46
胸がキュンと詰まりました。特に、最終連が澄んだかなしみを際立たせていると思いました。感動すると、すぐにも、自分のなかで眠っているものが反応して、わたしも、、、、と、単純に思ってしまいます。でも、この次は甘く切ない詩を書こうと決めました。
投稿者 青リンゴ : 2005年09月15日 23:29