« シンシア | メイン | 風のほとりで »

2005年09月23日

サーカスのライオンとジャズ

                 サーカスのライオン


            空は美しく晴れていて 雲ひとつなかった
            ちょうどこんな昼過ぎだ
            サーカスのライオンが脱け出したのは
            だれかが檻のかぎをかけ忘れ
            だれかが九人のハンターを狩り集め
            逃げまどうライオンを追い詰めたのさ


            道は限りなくまっすぐで 隠れ場所さえなかった
            ちょうどこんな街角だ
            サーカスのライオンが撃たれたのは
            だれかがライオンを指さして
            そろって九人のハンターが銃を上げ
            逃げ場のないライオンを狙ったのさ


            空はいつまでも暮れないで 鳥一羽啼かなかった
            ちょうどこんな夕暮れだ
            サーカスのライオンが棄てられたのは
            みんなでライオンを始末して
            みんなで九人のハンターをほめたたえ
            流れ出た血の痕を拭き取ったのさ

                               曲:鶴田睦夫、詞:水野るり子


(今朝はシンシアのお土産のジャズのCDをかけながらの朝ごはん。
朝からのジャズはめずらしいのだけど、なんだかいつもの目玉焼きとパンと
ヨーグルトの味が違う。ジャズのフリーな気分が心地よい。このCDは、
BILL FRISELLの「EAST WEST]。一枚目はニューヨークで,もう一枚
はロスでのライブ。ギターとベースの掛け合いのリズムがなんともいえない。)

             
            
 

投稿者 ruri : 2005年09月23日 17:38

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.a-happy.jp/blog/mt-tb.cgi/3304

コメント

このところずっと可哀相な動物たちの詩を読んでいるので、動物園に行ってみたくなりました。まだ暑いですからもっと涼しくなって、人があまりいない日などがいいなあ。

最近は動物をなるべく自然のままの形で生活できるようにと工夫されているところもあるようですね。馬の公園も行きたいけど、いまテレビドラマで人気が出たみたいなので、暫くたってからのほうがいいかもしれません。

投稿者 木苺 : 2005年09月23日 21:05

コメントしてください




保存しますか?