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2006年02月13日
つむじ風食堂的
今日は久しぶりに春めいた一日だった。
用事があって近くの元町商店街まで出かけた。ユニオンというちょっとおしゃれなスーパーに立ち寄ると、明日のバレンタインデーのチョコレートが山積み。どれもおいしそうに見えてつい買ってしまう。
お昼がまだだったので、二階の窓際のカフェで、コーヒーとサンドイッチのランチを取る。
元町をゆく散歩の人びとや買い物びとを見下ろしながらのひとりのコーヒータイム。ところがなんと今日のコーヒーはまた格別に美味しくて、コーヒーを淹れるマスターもなんだかあの、吉田篤弘の「つむじ風食堂の夜」の食堂のマスターみたいな雰囲気なのだ。(ほとんど気のせい…!)。それにしてもこのコーヒーの味だけで今日は結構しあわせなのだから。(単純!) それに大好きな本が一冊でもあるということのメリットって、こういうところにも転がっているんだと自己満足。なにしろコーヒー一杯の味にもプラスαの余分な楽しみがみつかる。
投稿者 ruri : 2006年02月13日 21:37
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コメント
「つむじ風食堂」は、わたしも是非、迷いこみたい空間です。現実には見えない陰の世界は、きっと多重構造、その入り口は、心を澄ませたならば、そこかしこにあるはず。落下した屋根雪の底は氷状態で、除雪作業で運ぶのに重かったけれど、白い砂漠のような一面の銀世界に見惚れて、思わず異界に吸い込まれそうでした。
投稿者 青リンゴ : 2006年02月13日 23:11
どんなところにも異界の入り口はある…なるほど。今日はどんな異界を覗けるかと思うとまた楽しみが増えます。
ところで実はこの日常こそが異界では、と思うことがあるのです。ときどき私は異星からきたと、思い出すことにしています。
雪の底の異界には何が見えるのでしょうか。
投稿者 ruri : 2006年02月14日 10:51
日常も異界の一種という発想は、とても新鮮で心が浮き立ちます。地球らしくない(?)特に荒々しいままの自然に出合ったとき、既視感というのでしょうか、この星に生まれる前の、どこかよその星で見た風景のような気がすることがあります。おっしゃるように、わたしたちは、異星からきたのかもしれません。
投稿者 青リンゴ : 2006年02月15日 12:28