2006年02月19日
クレー展とモーツアルト
大丸ミュージアムでクレー展を見た。スイスのベルンに「パウル・クレー・センター」が開設されたその記念展とのこと。会場では簡潔な線のドローイングを多く見ることができた。しかし晩年の天使のシリーズに至るまでの各時期の色彩感を伝える作品も数々あって、見ごたえがあった。好きなクレーを見に、いつかはベルンへ行ってみたいとは思っていたが、去年クレー・センターが開設されたと知り嬉しく思った。
クレーの言葉に(描くとは、見えるものを描くことでなく、見えないものを見えるようにすることだ)という意味のことが書かれていて、それはもちろん詩にも通じることで、ほんとうにそうだとあらためて共感する。
また表現は違うけれども、(私は死者たちや、まだこの世にやってこないものたちのために描く)というような彼の言葉を読んだことがある。これは忘れられないものの一つだ。
この言葉はモーツアルトの音楽にも通じる気がする。今年はモーツアルト生誕250年祭で、毎日テレビやFMでモーツアルトを聴けるのも嬉しい。クレーもまた特にモーツアルトが好きで、よく演奏していたと知る。
話がだんだんずれるが、今までにモーツアルトの好きな曲はいろいろあったが、去年から今年にかけては、一番多く聴いたのが、ある理由もあって、KV136のディヴェルティメントだった。そしてそのたびにさまざまな幸福感をもらった。
投稿者 ruri : 2006年02月19日 16:43
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
https://www.a-happy.jp/blog/mt-tb.cgi/3346
コメント
今日、FMでも午後からはずっとモーツアルト特集をしていて、リクエストの曲をもとにして便りや解説を交えながらの番組が夜まで続いていますが、2時ごろでしたか136番が出てきて、司会者の朝岡さんが必ずリクエストされると思っていたけれど、やっと出ましたね、と言ってました。彼も大好きだそうです。モーツアルト漬けは嬉しいけれど、これだけで満足してしまい、やらねばならないことが出来ずに困っています。
聴きながらすらすらと何かが出てくるといいのだけれど。
投稿者 kinu : 2006年02月19日 18:16
今日、FMでも午後からはずっとモーツアルト特集をしていて、リクエストの曲をもとにして便りや解説を交えながらの番組が夜まで続いていますが、2時ごろでしたか136番が出てきて、司会者の朝岡さんが必ずリクエストされると思っていたけれど、やっと出ましたね、と言ってました。彼も大好きだそうです。モーツアルト漬けは嬉しいけれど、これだけで満足してしまい、やらねばならないことが出来ずに困っています。
聴きながらすらすらと何かが出てくるといいのだけれど。
投稿者 kinu : 2006年02月19日 18:18
私も聴いていました。全部ではありませんが。とりたいのを録ったりもして。そういえば海老沢敏さんは学生時代にコーラスを一緒にやったこともある方で、お話を聞いていていい感じでしたね。136はもちろん録りました!あれは小沢征爾さんの指揮でしたね。いつも聞いているのはまた違う盤のなので。
投稿者 ruri : 2006年02月19日 22:21