2006年09月12日
チリの夕べ�
《チリの夕べ》について、その後、主催者側の唐澤秀子さんとメール交換をして、あのような生身の声での朗読や、語り、そして語り合いというものが、とても大事なのではないか…と話しあった。それもあまり大きな会でなく。私はあのくらいの小さめの会がいっそうよいと思う。来て下さった友人からも、また是非という声もあって、何か行為をし、それから返ってくるものと、相互に響きあいながら、人は少しずつ試行錯誤しつつ、足場を見出して進んでいくものだと思った。
当日のパンフレットにあった、ガブリエラ・ミストラルの詩を一篇、載せたい。富山妙子さんのリトグラフがこの詩に捧げられていた。
バ ラ
ガブリエラ・ミストラル
バラの中心にある豊かさは
あなたの心臓の豊かさ。
それを撒き散らしなさい バラのように、
あなたの悲しみは みな 絞めつけられている。
それを歌のなかに 撒きちらしなさい
もしくは すさまじい愛のなかに。
バラを しまっておくんじゃありません、
炎で あなたを 焦がすでしょうに。
まるで天空から落下してきた音楽の一節のように鮮烈です。きっと訳もいいのですね。
投稿者 ruri : 2006年09月12日 21:28
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コメント
すごく好い詩ですね
印刷しました
投稿者 獅子童丸 : 2006年09月13日 09:08
すごく好い詩ですね
印刷しました
投稿者 獅子童丸 : 2006年09月13日 09:08