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2011年08月11日
暑熱のなかへ逆戻り
2,3日涼しい高原にいて、昨日新幹線から東京駅に降り立ったら、まるで蒸し器のなかみたいで、心もからだもびっくり仰天。
赤倉ホテルは、後ろに妙高山を背負い、目の下、前方には野尻湖や斑尾山を一部とする連山がはるばると広がり、いつもマンションの窓から都会の一部を見下ろしている暮らしと大違い。雲海の中に沈んでいるような気分だった。だが、せいぜい三日の休日で、また暑熱のまんなかへ戻ってきてしまった。
でも、せっかくの高原のホテルの一室でどんな時間を過ごしたかというと、目前にせまった読書会
のテキスト、岡本太郎の『沖縄文化論』を読んだくらいだ。もっともこれはノルマというには、結構おもしろく、刺激的で、かつて夢中になって読んだ彼の著書などをまた読み直したくなっている。
そういうわけで書棚からひっぱり出してきた、彼の『自分の中に毒を持て』が机上においてある。この暑さに対抗するにはよほどの毒が必要かもしれない。
投稿者 ruri : 2011年08月11日 21:24
コメント
クーラーなかったら、と思うとおそろしいような日々です。涼しいところでいいないいなです。毒を持ての本のなかで、三日坊主でかまわないから、その瞬間にすべてを賭けろ!いまはまだ駄目だけれども、いずれと絶対に言わないこと。いずれっていうのは現在の自分に責任を持っていないこと。そうだそうだと思います。
投稿者 eiko : 2011年08月11日 22:54
eikoさんへ
やはり毒を持て、を読まれたのですね。昨日とりあえず、終章から読みましたが、とても爽快でした。今の時代にまさに通じる気がします。予言的。
投稿者 ruri : 2011年08月12日 12:38