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2012年04月22日

花と熊

今年の春はいつまでも寒くて、桜も終わったのに朝夕暖房をつけている始末。こういう年の夏は異常に暑いのかもしれない。
Osada Norikoさんからニューヨークの公園の花の便りが入ったのは、なんだか嬉しい。ニューヨークの公園にはいったい今頃どんな花が咲いているのか…?Osadaさん、今度教えてください。

バルコニーのプランターに、紫、白、黄色の三種類のパンジーを植えたら、どういうわけか、真ん中の紫が、いつのまにか両側の白と黄色に圧倒されて見えなくなり、やっと掘り出して?別の鉢に移植した。そうしたら急に元気になって、今花盛りだ。花にも強い色と弱い色があるのかな。(まさか) 白と黄色のパンジーはいまプランターからこぼれだすほど我が物顔に咲き誇っている。

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 今度、賢治を読む会で、「なめとこ山の熊」の司会をすることになり、先日それもあって、横濱そごうに賢治の展覧会を見に行った。「なめとこ山の熊」の画もあって、親子の熊が月の光の中に立っていて、彼らの背中が物言いたげで、さびしそうに見えた。
 人間の世界では昨日クマ牧場の6頭のクマが射殺された。クマって私たちのコンプレックスを刺激するところがあるのかも…と思えてならない。
 
 以前はよくクマの夢を見た。夢の中でクマはたいてい私を追いかける怖い存在だった。ユングの夢辞典を見ると夢に現れるクマは「原初の本能的な力の出現ともいわれる」とあり、また自分を圧倒する母なるもののイメージともきいたことがある。そういえば母の晩年のころ、私はよくクマの夢を見ていた。そして亡くなってからは見なくなった。

花と熊。あまり縁がないものについて、なぜか思い出すままに書いてしまった。

投稿者 ruri : 2012年04月22日 10:39

コメント

タイトルを錯覚して、えーっ!と目をこすってしまいました。
つい花と龍と読み間違えちゃったのでした ^^;)

不謹慎かもしれますがクマのほうがつらい...
とわたしも思いました。

投稿者 Oz : 2012年04月23日 01:07

こんにちは、いつも楽しみに読ませていただいています。

パンジーのお話・・・わたしの庭でも、お花の寄せ植えをしていると、
だんだんと勢いが強いのと弱いのが出てきて、弱い花を救出することがあります。不思議ですね。
救い出された、紫のパンジー・・・元気になってよかった! です。

「花と熊」・・・ふと、川上弘美さんの「神様」「草上の昼食」の
少しさみしげでやさしい「くま」の彼なら
いちめんの花畑や、大きな花束を抱えているのも
似合いそうな気がしました。

PS.アンリ・ル・シダネル展、こちらにも巡回して来たので、
私も観に行きました。行ってみて良かったです。

投稿者 hidamari : 2012年04月23日 17:16

Ozさま。「花と龍」なんて書けたらいいんですが。「血と砂」とか、そういう過激な題の詩集を出してみたいと、かつて思っていました。内容が伴いませんので保留になっています。

hidamariさま。
アンリ・ル・シダネルは4月に東京でもやるそうです。エルンスト、セザンヌ、ボストン美術館展とか、インカ展とか。いろいろあってどれくらい見られるかというところです。

さびしい熊のはなし、書いてみたいですね。
ruri

投稿者 ruri : 2012年04月24日 09:49

水野さん、お返事遅くなって失礼しました。
日本の感覚と違って、桜の木の下にぎっしりとチューリップが植えられていたりします。色の配色も黄色のチューリップと紫のチューリップだったりして。それが、とてもおしゃれできれいです。この時期は日本と同じでムスカリ、スイセンが多いですが、パンジーは見かけません。まだこちらの方は温度が低いのかもしれませんね。最高気温はまだ20度までいかない日が多いです。
そろそろチューリップは終わりです。
今度、もっとじっくり公園の花を見てみます。
現在、カメラが故障中で、どこも修理してくれないので、新しいのを買おうかと悩んでいるところです♪

投稿者 KO.KO.DAYS : 2012年05月08日 14:18

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