1月16日の夢(宇宙旅行を申し込む)

 Sくんから「宇宙飛行に応募しよう」という電話が入ったので、承諾する。いや、それなら妻も誘った方がいいだろう。でも抽選だから、三人でまとめて選ばれるものだろうか、と思う。

 Sくんと電話に乗る。席がなく座れない。と、Sくんが何もないところからシートを引っ張り出した。二人で座れる席ができた。

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1月15日の日記(脱線電車で行こう)

 出勤のため電車に乗った。一番前の席に座る。見ると運転手はぼくの勤める会社の社長ではないか。

 その運転は危なっかしく、たちまち電車はレールを外れ、道なき道を走り出す。ちょっとハンドルを切るだけで、大きく蛇行運転するので、危ないことこの上ない。すぐにコンクリート道路の端から左側の崖を転落してしまいそうだ。ようやく停車場にたどりつこうとするところで、電車は大きく左に傾く。恐怖にかられたぼくは窓から脱出する。そこには有刺鉄線が張られていたが、痛みも気にせず、ぼくはそれを乗り越える。

 おかげで少し遅刻したが、「おはよう」と周囲に声をかけながら出社する。オフィスは畳敷きで、そこに座布団を敷いて座る。気がつくと、慌てて窓から飛び出したので、ズボンをはき忘れている。やばいとうろたえるが、派手なデザインなので、半ズボンに見えないこともない。そのままひざ掛けをしてごまかす。

 オフィスの縁側近くにいろいろな品物がたくさん並べられている。ぼくが置いたものらしい。庭に降りて土の上にスリッパで文字を書く。「ツツミ……」で始まり、最後は「ツ」で終わる。だが「ツ」という文字がなかなかうまく書けない。同僚が「これは何?」と尋ねてくる。「一応、占いとかしますんで、これは屋号なんですよ」とぼくは答える。

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12月29日の夢(引っ越し)

 妻と都電に乗り、晴海あたりで降りる。車内も街路も群衆でぎっしりと埋め尽くされている。そこはぼくらの引っ越し先で、部屋には段ボールが一つと梅干のような丸いものが一個置かれているはずだ。パソコンを詰めたバッグを抱えて降りようとした瞬間、豪雨が襲ってきた。「あそこまで走るんだ」と二人は声を掛け合う。

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12月21日の夢(映画撮影)

 ぼくは映画スタッフとして撮影に参加している。今日の撮影はナレーションの録音だ。しかし監督のキューが出たのに、ぼくはうっかりガサゴソと音を立ててしまう。もちろん大ブーイングである。ナレーションブースの中の女優も不満そうにぼくを睨みつける。

 カットになったところへ、同僚が「経理の〇〇さんがお呼びですよ」と呼びに来る。ぼくは「そういえば〇〇さんとはもう何か月も会ってないな」と軽口をたたく。経理課のある建物に向かいながら「〇〇さんて、下の名前は何だっけな? どうせ用件はまだ広島出張の精算が済んでない件だろう」と考える。

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12月9日の夢(宇宙からのメッセージ)

 ぼくと妻は宇宙人だが、地球人に身をやつし、宇宙からの使者として潜入している。人々がどやどやと集まってきた。役所とも学校ともつかぬ建物の入り口である。「どうなるんだ? どうなるんだ?」と声を上げる人々をぼくたちは廊下の奥へ招き入れ、「安心してください。宇宙人はもう来ています」とメッセージを伝える。

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12月1日の夢(洗濯機が壊れた)

 よそのマンションの道路際の庭に、洗濯機がいくつも置かれている。誰でも使えて便利なので、出勤前にそこで洗濯するのが日課である。

 ある日、洗濯機が新型に変わっている。スイッチを押して数分して戻ると、もう洗濯終了になっている。だが開けてみると、汚れた水の上に洗濯物が浮いており、おかしい。もう一度スイッチを押すが、やはりあっという間に洗濯終了になってしまう。

 マンションからよその奥さんたちも出てくるし、隣近所の人たちも通行している。部外者だと気づかれまいと、洗濯物を別の台に移し、蓋の中を覗き込んでなんとか洗濯機を正常な状態に戻そうと焦る。

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11月20日の夢(谷川俊太郎さんとの対話)

 自宅の近くを歩いていると、谷川俊太郎さんに誰でも質問できる会が開かれているという。興味が湧いて、会場のマンションの会議室へ行く。

 さすがに人気詩人らしく、質問希望者の列がぐるりと円を描いている。「一色さんだ」という声がするので見回すが、知った顔は見当たらない。靴を脱いで部屋に上がり、谷川さんと対面する。年齢のせいか憔悴した顔は、右半分が左に比べて小さく縮んだようだ。

 「ぼくが入社してすぐ、谷川さんの翻訳による『マザーグースのうた』がうちから出版されて大ヒットしましたね」。谷川さんとそんな思い出話をいくつもしているうちに、疲れたのか彼はふいと向こうへ行ってしまう。そろそろ潮時だなと思って、引き上げることにする。参加者が脱いだ靴がぐるりと円を描いて並んでいる。いくら探しても、その中にぼくの靴が見つからない。

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11月25日の夢(鰻屋の女)

 出張に行った先で食事をしようとするが、あいにく鰻屋しか見当たらない。きっと高額だろうと思い、こわごわメニューの一つを指差すと、女性店員は「828円です」と言う。ほっとするが、他のメニューは2800円から28000円までで、それ以外のものはないらしい。ふと気が付くと、店員は畳の上で鰻のように身をくねらせ、胸をぼくの手に押し付けてくる。

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11月20日の夢(噴水のスイッチ)

 パーティーの後、詩人のA氏がぼくの新居に行きたいというので、連れ立って家に向かう。マンションのエレベーターに乗り込むと、外国人の男性がグランドピアノといっしょに乗ってくる。目的の階で降りようとしたが、グランドピアノがドアに引っかかってなかなか降りられない。

 やっと外へ出てマンションの廊下を進む。家人が血相を変えて、反対から走ってきて擦れ違うが、ぼくらには気づかない。鍵を忘れたのだろうか。新居にたどりつき、大きな鍵を取り出して差し込む。それは噴水のスイッチで、華麗な噴水が夜空に噴きあがる。

 そこは夜の山林の中である。雨のように水滴が顔を打つ。ぼくはA氏に「噴水だからね」と言う。マンションは西洋の城館のように古くて広大だ。ぼくはそこにA氏を招き入れる。

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11月3日の夢(麻薬捜査)

 名古屋の実家には広い裏庭がある。母屋につながる藤棚の先の地面を、母や祖母、何人もの子供たち総出で掘り返した。多分、種か球根を植えたのだろう。居間でみんなが寛いでいると、せっかく作業を終えたその場所を誰かがスコップで掘り返している。出ていくと、彼らは警察官だった。「ここに麻薬を埋めたのではないか」と彼らは言い、土のサンプルを採集している。「ところで最近、この庭にやってきて、よくベンチに腰かけている女性は誰ですか」と、ぼくに質問してきた。「ああ、あれはWという女性詩人です。何のためにやってくるのかは私たちもわかりませんが、有名な詩人ですから、ネットで調べるか、詩集を買ったらわかりますよ」と答えると、目を白黒させて黙ってしまった。

 警察官たちが立ち去った後、家の中にいた祖母や子供たちを呼ぶ。親戚たちもやってくる。母が「埋めておいたボウルが二つなくなっている」と言う。「きっとサンプルの土を入れて持って行ったんでしょう。土壌から麻薬反応が出るか調べるみたいです」。そこへ見知らぬ若い男が走り込んできて「私のせいでご迷惑をかけて申し訳ありません」と頭を下げる。どうやら今度の麻薬騒ぎの発端となった男らしい。そういえば以前、裏の家との境の塀際に本物の麻薬を埋めて隠したことがあった。「この辺で土から麻薬反応の出ない場所なんてないですよ」と皆で笑い合う。

 家の表には川が流れていて、その手前の道路に叔父が白い車を停めている。叔父は運転が下手で、前にも人を巻き込みそうになったことがある。それを知っていたにもかかわらず、ぼくは叔父の乗った車の前に回ってしまう。ゆっくりと車が前進してぼくに迫ってくる。隣のコンクリート塀との間にぼくははさまり、抜け出せない。これでは押しつぶされる。「おいおい」と言いながら白い車体をノックして、叔父に知らせようとする。

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