4月2日の夢(会社が行方不明)

 自分の勤め先の会社は確かここにあったはずだと、会社の場所を探している。大通りを渡ったり戻ったりしていると、親子連れの団体がやってきた。子供に大通りを横断する練習をさせている。実際、車の通行量は多くないものの、車は猛スピードで、速度をゆるめようともしないし、信号機などもない。とても危険だ。ぼくも彼らにまじって、また大通りを渡る。街はどこか廃墟のような匂いがある。
 
 大判四つ折りのリーフレットのデザインの訂正要求がヤマハからあったので、デザインのTくんに頼むようにと社長が言う。Tくんはぼくと仲の悪かった元「ピアノの本」編集長のK女史と会話していて、ぼくはその話が終わるのを待っている。K女史の後を追って出ていこうとするTくんを引き留め、ぼくは仕事の依頼をするが、彼は「ぼくはもう時間がない。かわりに○○というフリーのデザイナーに頼んでほしい」と言う。○○なら、ぼくも聞いたことのある名前だ。今日は夏休みの最終日だったことを思い出し、きっとTくんはこれから旅行に行くのだろうと思ったぼくは、「わかった。じゃあ、気をつけて行って来てね」と言う。だが、Tくんは「いや、試写会に行くだけなんだけどね」と苦笑する。
 それで○○デザイナーの事務所を訪ねていくが、それはさっきぼくが会社を探していたのと同じ場所で、やっぱり見つからない。困ったなあ、社長に連絡して、指示を貰おうと思い。外出先を書いた白板を見る。社長の外出先は4件もあり、これではなかなか帰社しそうにない。自分の携帯を開き、社長に電話しようとするが、ニュータイプの携帯は無用のメニュー画面ばかりが沢山出てきて、ちっとも電話帳の画面にならず、電話することもできない。
 画廊のような場所にいる。床の上を、小さな猫のような女の子のような曖昧なものがやってきて、ぼくの足にまつわりつくので、蹴りつける。それでもまたやってくるので蹴る。そんな様子を母のような様子の女が見ていて、ぼくと楽しそうに会話している。

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