5月7日の夢(校長の定年)

 ぼくは学校の校長先生で、今日はその定年の日だ。考えてみると、ぼくは生徒という客車を引っ張る蒸気機関車として、これまで頑張ってきたのだ。そんなぼくの最後の一日を取材しようとして、テレビの取材クルーがやってきた。彼らに機関車としての校長について話そうと思って歩き出すと、本当にレールの上を蒸気機関車がやってきて、手前の広場で停車した。ぼくの生徒たちがてんでに列車の下に潜り込んで、車輪の格好をしてみせている。

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