11月17日の夢(祖母と女性運転手)

 喉が痛くなった。女性が風邪薬を手渡してくれたので、飲んだ。
 朝、死んだ祖母がぼくの部屋にいるので、何をしているのかと見に行く。祖母はピアノの前で歯を磨いている。ぼくを見て、慌てて「あっ、こっちでやるから」と言い、北の窓を開けて、がらがらぺっと口をゆすいだ水を、窓の外に吐く。死んだ母も出てきて、祖母を眺め、「困ったねえ。ぼけちゃったのか」と言う。
 その祖母とバスに乗る。とても混んでいる。運転席のすぐ後ろに立っていた客が急に体調が悪くなったようだ。運転手の女性はすぐに席を立って、着ていた白いセーターを脱ぎ、豊かな胸をあらわにして、その客の背中におしつける。「こうすると、痛みが緩和するんだよ」と、ぼくは連れの女性(いつのまにか祖母ではなくなったらしい)に教える。

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