12月5日の夢(見つからない場所)

 タクシーに乗って、「ある場所」を探しに行く。運転手のほかに同行者は男女一人ずつ、ぼくを含めて三人で出かける。車窓から見える街はグレイに古ぼけていて、今はない昔の街のような気がする。ぼくたちは「ある場所」を探し回るが、結局見つからず、帰ることにする。道中、運転手はこの仕事を25,6歳からはじめ、今30歳だという。ぼくは「出発した場所」も見つからず、帰り着けないのではないかと不安になるが、出発した場所は無事に見つかった。そこは、ガードレールか柵のようなものが内側に切れ込んでおり、バス停であるらしい。ぼくが運転手に「ここで降ります」と言うと、ほかの二人の乗客もいっしょに降りた。運賃は一人1000円ずつだった。
 家に帰り、妻に「見つからなかったので、行かなかった」と言う。妻は「行ってみればよかったのに」と言う。

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