4月12日の夢(少年ギャング)

 浜松に出張しての仕事が終わり、帰る前にトイレに寄ることにする。旅館の和室の奥がトイレになっていて、畳にいくつも水たまりができている。中年のサラリーマンふうの男たちが何人もそこで立ち小便をしていて、いっぱいなので、ぼくはあきらめて我慢することにする。
 駅に向かう途中で、クライアントのM氏に会う。なんだか少し太った感じだ。仕事がうまく行ったことで、彼は機嫌が良く、二人連れだって新幹線の浜松駅に行く。
 浜松駅は小さくて、昔の田舎の駅のようだ。
 いつのまにか新幹線ではなく、バスに乗っている。ぼくは二人がけの座席の窓際に座っていたが、隣の乗客が席に傘を置いてどこかへ行った。ちょうど停留所で、小学生の子どもたちがどやどやと乗り込んできた。子どもの一人がその座席を指さし、「空いてる?」と尋ねるので、「います」と答える。
 通路の向こう側の二人がけの座席は、そこにいた乗客が二人とも荷物を置いて、どこかへ行ってしまった。子どもたちはそれをよいことに、二人の荷物を窓から外に放り出し、勝手にそこへ座る。そこへ二人の乗客が戻ってきた。「あれれ、荷物が・・・」と彼らが口ごもっているのを見て、ぼくは運転手に「ストップ! 子どもが荷物を窓から投げた!」と叫ぶ。運転手は急ブレーキをかけて、バスを停車させ、荷物は無事に乗客の手に戻った。それを見て、M氏はまたぼくを「一色さんはすごいねえ!」と褒めてくれる。

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