6月7日の夢(打ち上げ)

 京都で何か朗読パフォーマンスのような公演を終え、楽屋で片づけを始めている。そこには死んだ母がいて、他のスタッフに「受付に置いてあったおつり用の大量の小銭はきっと息子(ぼく)が用意したものだろうから、返してやってくれ」と言う。ぼくは「いや。ぼくは1円も出していない。スタッフが銀行から持ってきたものだよ」と否定する。
 楽屋には天丼やサンドイッチなど、いろいろな種類のおいしそうな弁当が残されている。でも、きっと古いものだから、食べたら食あたりするだろう。
 ふと見ると、天井近くの壁に2本、縦の金属棒が立っていて、そこにぼくの息子が蝉のように取りついているのが見える。ぼくが声をかけると、「おーっ」と声を返してくる。首吊りの真似をしてぼくを脅かすつもりだったのが、そうする前にぼくに見つけられてしまったのかもしれないと思う。
 出演者たちはなかなか楽屋に引き上げてこない。打ち上げには出ずに、帰ってしまう人たちもいるようだ。
 楽屋には黒い布のようにも、板のようにも見えるものが置いてある。何かの法律の関係で、これはもう使ってはならないことになった道具らしい。それを何となくぼくは受け取ってしまうが、さて、これをどうしたものだろう?と考え込む。

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