9月1日の夢(片道切符)

 暑さも忙しさも一段落して、野川の岸辺を散歩したら、川州にちょこんととまっているカワセミと目が合いました。多分、雛鳥なのでしょう。しばらく歩くと、上流から二羽のカワセミが並んで猛スピードで飛んできました。川の真ん中で餌を狙うアオサギの首のあたりを通過して、雛の待つ場所へまっしぐら。両親が餌をくわえてきたのでしょうか。
(以上は現実。夢はここから)
 夏休みに妻と小さな息子と三人で温泉旅行に出かけた。ところが途中でいくら探しても、帰りの切符がない。どうやら片道切符だけで出てきてしまったようだ。取引先の一つに旅行代理店があって、そこに予約をしたはずなのに、切符を受け取り忘れたに違いないと思い、旅の途中からぼくだけ一人、東京に戻る。
 代理店に行き、受付で「一色ですが」と名乗ると、やはり預かってもらっていたチケットがあるらしく、「一色さん・・・」とマイクで呼び出しがあった。切符を受け取り、意気揚々と列車で家族のもとへ戻ろうとする。
 ところがターミナルのホームで、ふと気づいた。切符を受け取って、どこへしまったのか、全く記憶が抜け落ちているのだ。慌ててポケットやら手帖の中やらを改めるが、見つからない。もう向こうからぼくの乗る列車がやってくるのに・・・。
 だが、幸いなことに切符はあった。そして、その切符を見て、ぼくの旅先は東北地方の日本海側にある温泉であることが分かる。

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