11月3日の夢(巨人軍の選手になった)

 ここはブラジル。一軒の酒場に入っていく。日系人のためのものらしく、お寿司なども出す店らしい。カウンターがあるのだが、殆どカーテンが降りていて、入り口近くの左端だけが開いており、そこから日系インディオの女性の浅黒い顔が見える。彼女はぼくに「この店にはいろんな犯人を捜しに、刑事さんも来るわ。あたしは『乾杯ーっ!』と言ってあげるの。だって、そう言ってあげないと、そういう人たちはお酒を召し上がれないでしょ?」と言う。
 酒場の入り口には1メートル四方くらいの地面を四角く区切った場所があり、まるで犬の寝場所のように見えるが、そこで夫婦者などが夜を過ごすのもオーケーだという。だが、普通は酒場に働く女の子がそこで仮眠をとるらしい。眠れなくて大変だろうな、とかわいそうに思う。
 満員の地下鉄に乗っている。突然、ぼくのもたれていた左側のドアがあく。あまりに牛詰めなので、ぼくの肩に押されて途中までしか開かないが、こんなふうに走行中に開く危険なことが実際にあるのだなと思う。ぼくは読書に夢中になっていたのだが、よく見ると、実際は電車は駅に停車しており、ドアが開くのは当然なのだった。やばい、やばい。これでは降りるべき駅を乗り過ごしてしまうかもしれないなと思う。ぼくの隣に立っていた、何かの制服らしい緑のジャンパーを着た男がぼくを避けるように、少し場所を変える。いやなやつだな。しかし、とにかく降りるべき駅を間違えないようにしなくては。ぼくたち読売巨人軍は今こうして地下鉄で日本シリーズを闘う球場目指して移動しているところなのだから。
(現実には、ぼくはドラゴンズファンで、アンチ巨人です)

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