12月17日の夢(ピアノと新幹線)

 仕事で浜松へ出張することも滅多になくなって久しいのに、いまだに浜松の夢を見ます。
(夢ここから)
 浜松のピアノ工場の試弾室に行き、初めて仕事をするカメラマンのクルーに、コンサートグランドピアノを撮影してもらう。撮影が終わり、重いピアノを二階に運び上げて、やれやれと思う。だが、その瞬間、このピアノはコンサートグランドではなかったことに気づく。変だ。見回しても広い試弾室にあるのは、このピアノだけなのに。そういえば、今日、有名な外国人ピアニストが浜松に来ると言っていた。コンサートグランドピアノはそのピアニストの練習用に回してしまったのかもしれない。とにかくクライアントに電話をしようと携帯を取り出すが、何度やっても画面に相手の電話番号を表示することができず、かけられない。しかたなく、紙切れにえんびつで電話番号を書き付け、それを見ながら電話しようとするが、長い電話番号を記憶することができず、どうしても押し間違えてしまう。結局、いつまでたっても電話はかけられないのだった。
 帰りの新幹線に乗る。一列に窓際にいつもは前を向いて並んでいる座席を、一人の乗客が90度回転して、横向きにした。それがかっこいいので、窓際の乗客はみんな椅子を横向きにした。ぼくは真ん中の方の座席に座っていたのだが、自分もやってみたくなり、コートと鞄を席に置いたまま窓際の空席に移り、やはり横向きにして座る。やがて列車が東京駅に着いたので、真ん中の座席に置いてきたコートと鞄を取りに戻るが、見あたらない。どうやら盗まれてしまったらしい。

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