6月17日の夢(人でいっぱいの家)

 妻が出かけ、家で一人で留守番をしていると、二人の女の子がピアノを習いにやってきた。さらに、その父親もやってきた。カメラマンのI氏もやってきて、小物を撮影しながらみんなに「どなたか、ぼくに声をかけていただけませんか」と言っている。しゃべりながらの方がリラックスして撮影できるのだろう。そんなこんなで家中が人であふれかえってしまった。ぼくはそこへ帰ってきた妻に「こんな大家族になってしまって・・・」とジョークを言う。
 野外劇をしている。1970年頃の街頭デモのシーンだ。全員青い透明ビニールのような衣裳を着た人々が列になって、デモをしている。その列に交差するように、別の方角からもっと大勢の青い衣裳を着たデモ隊が歩いてくる。「あのデモ隊は大勢ね」という声が聞こえる。火のついた風船のようなものが、空中を飛び交っている。火炎瓶か何かの小道具だろうか。ぼくは怖がってそれを避けているが、小道具なのだから、そんな怖がらなくてもいいことに気づき、避けるのをやめる。
 前方からやってきたたった一両の列車がすごい勢いで、ぼくの前を通り過ぎ、反対側へ急カーブを切る。ちょうどぼくを中心にUの字の形に元来た方向へ少し戻って急停止する。
 それを見てから帰宅すると、障子か襖のようなものが全部閉められ、家族はその中にいる様子。なぜか、ぼくの分の食事だけが、外の部屋に置いてある。ぼくはそれを食べようと思うが、ふと、閉めた障子か襖の中で家族たちはもうみんな食事をしているのかどうか、開けて確認したい誘惑にかられる。そんなぼくの心を見透かしたように、妻の「めんどくさい人ね」という声が聞こえる。

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