また、夢のアップを溜め込んでしまっていました。
(7月25日の夢)
タクシーを郵便局に乗り付け、運転手に「運転手さん、待ってて」と言って、降りる。と、そこにいた中年の女性がちょっとためらった後、そのタクシーに図々しく乗り込んでしまった。ぼくは自分の荷物をタクシーのトランクに載せたままなので、用が済むまで運転手に待っていてもらわないと困るのだが。
とにかく郵便局の中に入る。カウンターがあり、左と右に窓口担当者が座っている。なぜか左側の窓口だけ列ができていて、女性客が担当者に盛んに何かを依頼している。一方、右側の中年の男のいる窓口には誰も客がおらず、男は手持ちぶさたな様子だ。ぼくはなぜか左右の二人の担当者を無視して、二人の間から奥に向けて「すみません」「お願いします」と声をかける。遠くで「はい」という女性の声がするが、なかなか出てきてくれない。ぼくはタクシーのトランクの中にある荷物をどうしても、その声の女性に受け付けてもらいたいのだ。
旅館にカメラマンらと三人で泊まっている。朝、起きて、朝食に行こうとして二人とはぐれてしまう。幸い、一人で朝食にはありつけたものの、旅館中一階も二階もあらゆる部屋を探したのに、はぐれた二人を見つけ出すことができない。
外へ出ようとすると、ちょうど宅配便がぼく宛に届いた。別のカメラマンからの仕上がりのCDだ。ぼく宛の手紙も付けられている。もしかして、今回の仕事をしたのはこのカメラマンで、ぼくがはぐれたと思っているカメラマンたちは最初から存在しなかったのではないかという気になる。
(7月28日の夢)
義弟がカンボジア大使館に就職したという。それで彼を頼って、カンボジアの殿下と、ぼくの義兄の対談をしてもらうことにし、夜、夕食も食べないまま、その大使館に出かける。
大使館には二間続きの待合室があって、ぼくのようなジャーナリストや地元の陳情者たちが大勢、殿下と面会できるのを待っている。しかし、いつまで待っても義兄が現れない。携帯で電話してみようと思うが、最近買い替えた携帯は使い方がわからず、「通話履歴」を表示させることができない。最初からそういう機能は付いていないのかもしれないと思う。もしかしたら義兄から知らないうちに電話連絡があったかもしれないのに、これではそれを確かめることさえできない。
やむなく義弟を探して、大使館の執務室の中に入ってみる。しかし、館員たちは全員食事中で、義弟の姿も見えない。第一、義弟とはもう何年も会っていないから、顔さえよく覚えていないのだ。
もう一時間半も待ったのだから、このまま帰ろうかと思ったとき、隣の部屋に立って、ぼくを見て笑っている男がいる。髪をポマードのようなもので、ぴったりと撫でつけ、面やつれしてカンボジア人と見違えるようだが、きっと義弟だろう。彼は「××です」と自分の名前を名乗る。やっぱりそうだった。ぼくは彼に「もう義兄は来ないかもしれないね」と言う。彼はにこにこしながら、「あっ、そう?」と言う。
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