8月2日の夢(バス停)

 駅前のバス停のベンチに遊覧バスに乗ろうと、家族連れが座っている。両親のほか子どもが何人もいる大家族だ。そこへ中年のおばさんがやってきて、「あたしは経験者だからね」と言い、座っていないで、ちゃんとバス停の前に立って並ぶように、アドバイスする。家族連れは一度はおばさんの言うことを聞き、立ってバス停の前に並ぶが、また間を詰めただけで、ベンチに座ってしまう。
 ちょっと変わった形の遊覧バスがやってきた。家族は当然バスがドアを開けてくれるものと思い込んで、悠然と座っている。しかし、ほかの車が間に入ってしまったため、少し離れたところに停車したバスの運転手は、誰も立たないのを見て、乗る意志がないと判断し、そのまま発車してしまう。慌てて家族連れは走ってバスの後を追いかけ、後部の窓を叩いてわめき立てる。運転手はようやく気づいて、「なんだ、乗るのか」という態度で、ドアを開ける。経験者のおばさんの意見をちゃんと聞けばよかったのだ。

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