11月13日の夢(高級会議室トイレ)

 映画のロケのため、ホテルのレストランで時間待ちをしている。女優が一人と、スタッフが数人。
 撮影開始までまだ何時間もあるので、女優とスタッフのエライ人たちはどこかに休憩に行ってしまい、アシスタントスタッフの男の子とぼくの二人だけが残った。アシの男の子は映画「はちみつとクローバー」で、最後にはぐみの愛をかちえる男子学生の役を演じた男の子だ。彼はもともとは制作アシスタントに過ぎなかったのだが、あの映画でたまたま適役だからと出演することになり、人気も出たのだが、自分はもともと裏方が似合っているからと俳優業には進まず、またアシに戻っているのだ。今ど
き珍しい若者だなと思う。
 彼と話していると、突然床に水が流れてきた。ホテルの従業員の男たちが流したのだ。気づくと、床に置いたぼくのテレコがその水につかって濡れているので、文句を言う。すると、二人の従業員がやってきて、一人は聴診器のようなものをテレコに当て、「あっ、これはもう少し乾かせば大丈夫です」と言う。
 そのホテルのトイレに入る。ここは高級ホテルだから、トイレも高級会議室仕様だ。ドアに鍵をかけたが、難解な鍵で、このままここから出られないかもしれないと不安が過ぎる。トイレは真ん中に会議用の四角いテーブルがあり、周りに茶色の革張りの椅子が並んでいる。そのどれに座って用を足してもいいはずだが、椅子のクッションを取り外しても下に穴がない。穴がなければ、トイレにはならないはずだ。あれっ、ここはトイレではないのかな? と思う。

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