12月17日の夢(少女をかくまう)

 原宿にある会社の中で、ぼくらは一人の小さな女の子をかくまっている。既にそのことを察知したマスコミもあるようで、外の道路に望遠カメラを据えて、一人の中年カメラマンがすきあれば女の子の姿をとらえようと、狙っている。だが、室内は暗いので、外からこちらはけっして見えないはずだ。
 隣にある建物から象やキリンなどの動物に扮した人々が沢山出てきた。それにみんなが目を奪われている間に、ぼくは女の子を抱きかかえ、裏口からこっそり外に出て、郊外の別荘のような家に移る。
 その家では、ぼくはデザイナーのFくんと一緒だ。Fくんはご飯を腹一杯食べて、寝ている。ぼくも空腹なので、ご飯を食べたいと思うが、探しても箸が見つからない。こんなにご馳走があるのに、箸がなくては食べられないじゃないか。時計を見ると、もう夜の10時だ。「家に帰りたい」と、ぼくはFくんに言い、玄関で靴をはく。空腹のままだがしかたがない。
 
 ぼくは何かの液体を思いきり、自分にぶちまけてしまった。何色だったか忘れたが、その液体の色で衣服がすっかり染まってしまった。それを懸命に拭き取ろうとする。

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