会社から文部科学省のようなお役所に出向している。ぼくのほかにも出向者がいて、彼は忙しそうに働いているが、ぼくは仕事がないので、机につっぷして昼寝している。そこへ元社長のSがやってきて、「あの仕事はできたか」と尋ねる。ぼくは「できていますよ」と答え、パソコンから出力しようとプリンターのところへ行く。そこで、気が付いた。あの仕事はまだやっていなかった。
その元社長は放っておいて、社員全員でさぼって映画を見に行くことにする。
映画の主人公は若い青年である。死んだ兄から譲り受けた馬で、深夜の首都高速を疾走する。青年が止まる、馬に乗っていたはずなのに、オートバイと椅子のあいのこのようにものに、彼はまたがっている。そのサドルの部分に青年は手にしていたオレンジ色のアメーバのようなものをはめこむ。すると、単なる機械だった椅子から、にょきにょきと四本の足が生え、それはたちまち馬となって、再び疾走していく。青年の後ろ姿を見送りながら、ぼくはこの場所に見覚えがある気がする。右手の岡の上には高々と溶鉱炉のようなものがそびえている。
映画は終わった。ぼくらはみんなで階段を登って、再びそしらぬ顔で職場に戻る。
-
最近の投稿
カテゴリー
最近のコメント
- 4月1日の夢(男子校の教師) に ぼく より
- 1月3日の夢(富士山) に 網野杏子 より
- 3月24日の夢(電車事故) に 夢前孝行 より
- 3月24日の夢(電車事故) に 夢前孝行 より
- 9月24日の夢(天皇に刺さる棘) に 一色真理 より
カウンター
377,414アーカイブ
- 2024年11月 (7)
- 2024年9月 (3)
- 2024年8月 (12)
- 2024年7月 (5)
- 2024年6月 (3)
- 2024年5月 (10)
- 2024年4月 (5)
- 2024年3月 (7)
- 2024年2月 (8)
- 2024年1月 (6)
- 2023年12月 (8)
- 2023年11月 (7)
- 2023年10月 (6)
- 2023年9月 (2)
- 2023年8月 (8)
- 2023年7月 (7)
- 2023年6月 (6)
- 2023年5月 (12)
- 2023年4月 (4)
- 2023年3月 (6)
- 2023年2月 (6)
- 2023年1月 (13)
- 2022年12月 (8)
- 2022年11月 (4)
- 2022年10月 (9)
- 2022年9月 (11)
- 2022年8月 (13)
- 2022年7月 (9)
- 2022年6月 (12)
- 2022年5月 (9)
- 2022年4月 (5)
- 2022年3月 (13)
- 2022年2月 (9)
- 2022年1月 (11)
- 2021年12月 (7)
- 2021年11月 (4)
- 2021年10月 (8)
- 2021年9月 (9)
- 2021年8月 (8)
- 2021年7月 (6)
- 2021年6月 (8)
- 2021年5月 (12)
- 2021年4月 (7)
- 2021年3月 (6)
- 2021年2月 (9)
- 2021年1月 (13)
- 2020年12月 (9)
- 2020年11月 (6)
- 2020年10月 (6)
- 2020年9月 (5)
- 2020年8月 (4)
- 2020年7月 (5)
- 2020年6月 (6)
- 2020年5月 (5)
- 2020年4月 (6)
- 2020年3月 (2)
- 2020年2月 (8)
- 2020年1月 (7)
- 2019年12月 (7)
- 2019年11月 (5)
- 2019年10月 (10)
- 2019年9月 (3)
- 2019年8月 (9)
- 2019年7月 (9)
- 2019年6月 (7)
- 2019年5月 (8)
- 2019年4月 (11)
- 2019年3月 (10)
- 2019年2月 (8)
- 2019年1月 (7)
- 2018年12月 (11)
- 2018年11月 (8)
- 2018年10月 (14)
- 2018年9月 (6)
- 2018年8月 (8)
- 2018年7月 (9)
- 2018年6月 (12)
- 2018年5月 (14)
- 2018年4月 (16)
- 2018年3月 (11)
- 2018年2月 (5)
- 2018年1月 (9)
- 2017年12月 (11)
- 2017年11月 (12)
- 2017年10月 (8)
- 2017年9月 (14)
- 2017年8月 (14)
- 2017年7月 (3)
- 2017年6月 (7)
- 2017年5月 (7)
- 2017年4月 (12)
- 2017年3月 (13)
- 2017年2月 (8)
- 2017年1月 (14)
- 2016年12月 (14)
- 2016年11月 (9)
- 2016年10月 (14)
- 2016年9月 (14)
- 2016年8月 (12)
- 2016年7月 (8)
- 2016年6月 (8)
- 2016年5月 (9)
- 2016年4月 (16)
- 2016年3月 (13)
- 2016年2月 (12)
- 2016年1月 (7)
- 2015年12月 (10)
- 2015年11月 (14)
- 2015年10月 (16)
- 2015年9月 (9)
- 2015年8月 (12)
- 2015年7月 (11)
- 2015年6月 (13)
- 2015年5月 (10)
- 2015年4月 (8)
- 2015年3月 (17)
- 2015年2月 (7)
- 2015年1月 (12)
- 2014年12月 (8)
- 2014年11月 (11)
- 2014年10月 (11)
- 2014年9月 (7)
- 2014年8月 (8)
- 2014年7月 (9)
- 2014年6月 (12)
- 2014年5月 (17)
- 2014年4月 (14)
- 2014年3月 (17)
- 2014年2月 (13)
- 2014年1月 (19)
- 2013年12月 (15)
- 2013年11月 (17)
- 2013年10月 (22)
- 2013年9月 (7)
- 2013年8月 (9)
- 2013年7月 (17)
- 2013年6月 (12)
- 2013年5月 (14)
- 2013年4月 (15)
- 2013年3月 (8)
- 2013年2月 (7)
- 2013年1月 (10)
- 2012年12月 (11)
- 2012年11月 (10)
- 2012年10月 (8)
- 2012年9月 (9)
- 2012年8月 (13)
- 2012年7月 (12)
- 2012年6月 (13)
- 2012年5月 (14)
- 2012年4月 (19)
- 2012年3月 (12)
- 2012年2月 (13)
- 2012年1月 (11)
- 2011年12月 (16)
- 2011年11月 (17)
- 2011年10月 (16)
- 2011年9月 (15)
- 2011年8月 (17)
- 2011年7月 (12)
- 2011年6月 (13)
- 2011年5月 (18)
- 2011年4月 (19)
- 2011年3月 (18)
- 2011年2月 (9)
- 2011年1月 (9)
- 2010年12月 (13)
- 2010年11月 (8)
- 2010年10月 (8)
- 2010年9月 (18)
- 2010年8月 (8)
- 2010年7月 (9)
- 2010年6月 (7)
- 2010年5月 (14)
- 2010年4月 (14)
- 2010年3月 (13)
- 2010年2月 (9)
- 2010年1月 (9)
- 2009年12月 (12)
- 2009年11月 (12)
- 2009年10月 (13)
- 2009年9月 (10)
- 2009年8月 (10)
- 2009年7月 (11)
- 2009年6月 (13)
- 2009年5月 (15)
- 2009年4月 (13)
- 2009年3月 (13)
- 2009年2月 (8)
- 2009年1月 (15)
- 2008年12月 (14)
- 2008年11月 (11)
- 2008年10月 (22)
- 2008年9月 (16)
- 2008年8月 (15)
- 2008年7月 (14)
- 2008年6月 (14)
- 2008年5月 (18)
- 2008年4月 (13)
- 2008年3月 (17)
- 2008年2月 (14)
- 2008年1月 (12)
- 2007年12月 (18)
- 2007年11月 (14)
- 2007年10月 (18)
- 2007年9月 (18)
- 2007年8月 (20)
- 2007年7月 (15)
- 2007年6月 (18)
- 2007年5月 (21)
- 2007年4月 (20)
- 2007年3月 (18)
- 2007年2月 (17)
- 2007年1月 (20)
- 2006年12月 (16)
- 2006年11月 (17)
- 2006年10月 (16)
- 2006年9月 (13)
- 2006年8月 (15)
- 2006年7月 (16)
- 2006年6月 (14)
- 2006年5月 (14)
- 2006年4月 (13)
- 2006年3月 (15)
- 2006年2月 (16)
- 2006年1月 (18)
- 2005年12月 (18)
- 2005年11月 (17)
- 2005年10月 (22)
- 2005年9月 (17)
- 2005年8月 (15)
- 2005年7月 (23)
- 2005年6月 (21)
- 2005年5月 (12)
- 2005年4月 (4)
- 2005年2月 (1)
機械の馬って、いいですね〜。
それって、父親の象徴なのではないですか?
違うかな??
下の「旅の仲間」というものいいです。
ロードオブザリングを観たくなりましたよ!!
いろいろお疲れさまでした。
いつもコメントありがとうございます。
馬は父親の象徴なんでしょうか。確かにフロイト的な象徴性を感じます。最後に高々とそびえる溶鉱炉が出てくるところとかも。