4月2日の夢(空港に向かう)

 飛行機に乗って、どこか海外へ出発しようとしている。荷物をゴロゴロ引っ張って、空港に向かう途中、何かの取材に協力してほしいと言われ、カメラの周りにみんなと一緒に集まって、写真を撮られることになる。妻も一緒にいたのだが、なぜか彼女はその輪には加わらず、近くから傍観している。気づかないうちにシャッターが切られたらしく、いつのまにか輪は解散していた。ぼく一人だけが取り残されてしまい、慌てて必死にみんなに追いつこうとするが、はぐれてしまった。
 みんなは多分、こちらの方に行ったはずだと思う。そこは学校の運動場のような場所で、地面に段差ができている。その段差は崩れやすい砂でできていて、降り口をやっと探して、向こう側へ降りる。そこには立ちふさがるように、左右に長い建物が建っている。幼稚園のようだ。みんなはこの建物を通り抜けたのだと思い、開いていた入り口から覗き込むが、見えるのは行き止まりの壁で、通り抜けることはできそうにない。
 当惑していると、遠くから「一色さん」と呼ぶ男の声がする。振り向くとバスの前で手を振っている男がいる。やれやれ、このバスで空港に行けると思い、乗り込む。しかし、車内に妻の姿はない。どうやら前のバスで、先に行ってしまったらしい。二人がけの座席で、窓際に荷物が置いてあるものの誰も座っていないシートの通路側に腰を下ろす。バスが走り出した。ふと見ると、ぼくの隣の窓際に見知らぬ奥さんが座っている。一体、どうやって、いつのまに座ったのだろうか?

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