ぼくは青年海外協力隊のようなものに入って、海外に赴任している。いや、ここは宇宙の別の星かもしれない。ぼくは靴をはかず、靴下で地面を歩いている。地面のうえは回虫やサナダムシの死骸で、足の踏み場もないほど。
ただ、ここではぼくは空を跳ねるようにして、飛ぶことができる。ぼくは一人の女性と手をつなぎ、空を飛んで病院に行く。
待合室は様々な人種の人たちであふれている。その一人がぼくの持っている本の題名を見て、「ここは断り医者なのか」と尋ねる。本の題名に「断り」という文字が入っているからだ。ぼくは「いや、そうじゃない」と否定する。
そこから、今度は機械につかまって何人かの人たちと飛行する。飛び上ったとたん、片足の白いスリッパが脱げ、あっという間に見えないところへ飛んでいってしまう。ぼくはそれを見て、永遠にそのスリッパとはさよならだなと思う。
ぼくらは飛行して、海の上に出る。機械には腕でつかまっているだけなので、落ちないように気をつけなければ。ぼくが一番前につかまっているので、後ろに本当に皆がいるのか心配だ。いやに後ろが静かだ。もしかしてぼくはひとりぼっちなのではないだろうか。だが、声をかけると、ちゃんと後ろから答えが聞こえた。ぼくはほっと安心する。
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ここでは類型夢が3つ使われています。
一つ目は回虫やさなだむし。
二つ目は空を飛ぶ。
三つ目は何かにつかまって飛行する。
あと、靴とかスリッパとかも象徴的だと思いました。
伊藤浩子様
いつもコメント有難うございます。
ぼくは滅多に空を飛ぶ夢を見ないので、嬉しかったです。
でも、泳げないためか、平泳ぎスタイルではなく、立ったかっこうでぴょんぴょん跳ねていました。
それと、スリッパを失う悲しみは半端じゃなかったですよ。