6月13日の夢(研究会)

 ぼくがО氏と共に講師をしている研究会を、今日は初めての会場でやることになった。沢山参加者が着席しているが、なんと講師二人は隣の狭い部屋に押し込まれ、そこから狭い入口ごしに参加者と対話するようになっている。これでみんなに声が聞こえるかどうか心配だ。ぼくは境いの扉を取り払って、入口をもっと広げようとする。それを見た会場の係の女性が手伝ってくれ、いつものように密集した机を囲んで研究会ができるようになった。
 しかし、ぼくは今回に限り、参加者の作品を一度も読んできていない。即興でいつものようにきちんとした批評をすることができるだろうか。ドキドキしながら作品集を開くと、それはぼくの勘違いで、ちゃんと読んできていた。ああ、よかったと胸をなでおろす。

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