7月29日の夢(歌舞伎町ツアー)

 新宿歌舞伎町のツアーに観光バスで出かけた。窓から見ていると、道路に木箱が置いてあり、中には果物がいっぱい詰まっている。バスは正面からその箱を轢き、ガタンッと乗り上げる。これもツアーのサービスの一つなのだ。
 和風のラブホテルにツアーのメンバー5人で入る。男3人、女2人なので、あとの4人はカップルとなったが、ぼくだけがあぶれる。奥の部屋に最初のカップルが連れ立って消える。その間にもう一方のカップルの女が服を脱ぎ始める。横を通りすぎながら、ちらっと横目で見ると、彼女は殆ど裸体で最後の1枚の布を取り去るところだった。
 手前の部屋には二つ布団が並べて敷かれている。ぼくはしかたなくその一つに横たわる。すると、最初のカップルがことを終えたらしく、風呂から上がった様子で、浴衣姿で横を通りすぎる。女の顔には「満足した」という充足感が漂っている。2人の体からお湯が一滴ぼくの顔に飛び、唇にかかる。汚いと思うが、まあいいか。ぼく自身は全く性欲を感じず、二組のカップルを羨ましいとも思わない。
 新宿に向かう道は次第に上り坂になっている。その道をUカメラマンが急ぎ足で登っていく。「待ってよー」と思うが、どんどん彼は先へ行ってしまい、追いつけない。
 しかたなく、手近なバス停に並ぶ。パスモを取り出そうとするが、ポケットの中に入っていたさまざまなカードが落ちて、地面に散らばる。何度も拾い直すが、何度も落ちてしまう。

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