9月18日の夢(引っ越し)

 会社が東京から浜松に引っ越すことになり、元社長ともう一人の社員と三人で、荷物がすべて運び出された後の、がんとした室内を掃除している。元社長は部屋を二つに仕切る障子を閉めて、手前の部屋の床を箒で掃き始めた。ここにこんな間仕切りがあったとは知らなかった。手前の部屋より奥の部屋の方が少し広い。
 ぼくは奥の部屋に大事な物を少しだけ置き忘れていたことに気づき、障子を開けて向こう側へ行く。障子は一面にカビが生えて、とても汚い。向こう側は真っ暗かと思ったけれど、少し薄明るい。ぼくは残った荷物を梱包する紙を探すが、こちら側には小さな紙しかない。元社長のいる側に大きな紙があったのを思い出し、取りに戻る。
 引き返して、荷物を包むと、今度は大きすぎるほどだ。宛先は「〇〇美術宛」にするのだという。〇〇美術はきっと、引っ越し先の内装工事をしている会社なのだろう。しかし、それだけではどこかへまぎれて、ぼくの手元に届かないかもしれない。「〇〇美術内 一色宛」とすべきか、それともぼくの自宅に送り返すべきか迷う。

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