12月16日の夢(病院)

 職場のトイレに入る。トイレは和室で、真中にこたつのような便器がある。一人の女性が「あら、長居をしてしまって、ごめんなさい」と言って、出て行った後、用を足そうとするが、まだ二人女性が残っている。それに便器をこちらに向けてみると、それは便器とは似て非なる何かで、女性たちがそれを使って何かをしようとしているのだった。
 しかたなく、外でトイレを借りようと、駅に向かう。気がつくと、ぼくは白いアンダーシャツを一枚着ているだけで、半裸の状態だ。恥ずかしい。男がピンクのボールを空高く垂直に投げ上げ、それを女友達に受け止めさせようとしている。だが、女は受け切れず、ボールがぼくのほうに飛んできた。ぼくはそのボールをキャッチすることはできなかったが、うまく跳ね返してあげることができた。女はぼくに「ありがとう」と言うが、男は女に何かぼくを嘲笑する言葉を言ったようだ。
 信濃町の慶応病院に行く。患者たちでごったがえした一階にはトイレがなかったことを思い出す。そのまま通り抜けようとしたが、建物の向こう端には長距離用の電話機を沢山並べたコーナーがあり、そこから外に出ると、柵があって出口がない。乗り越えようと思うが、下の地面まではかなりの高さがある。「外へ出るには、柵を乗り越えるしかないのですか」とぼくは誰にともなく尋ねるが、誰も答えない。ぼくは柵を乗り越えて、向こう側へ飛び降りる。
 やっと外に出た。

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