4月9日の夢(障害物)

 バスに乗る。普通の切符を運転手に売ってもらおうとして、運転席に行く。ほかの乗客は全員大きなカードのような切符をもらっている。ぼくだけ普通の切符でよいのか戸惑うが、運転手はぼくにはちゃんと普通の切符を売ってくれた。運転席の窓を見て、びっくりする。窓のほとんどが運転機器で覆われ、これでは前方が見えない。そんな視界不良の中をバスは平気で走り出す。曲がり角にやってきた。それなのに運転手はハンドルに手をかけない。はらはらするが、バスは車体をこすりながら、なんとか器用にカーブしていく。
 道の途中に沢山の障害物が置かれている。運転手は「しょうがないな。片付けるか」と言って、バスを降り、少しずつ障害物を抱えて、別の場所に運ぶ。ぼくも降りて手伝う。どこかのおばさんも降りてきて、手伝うが、いつのまにか彼女は道のわきの全然障害ではない物を一生懸命運んでいる。よほど注意してやろうかと思うが、やめにする。
 ここは京都なので道路がやけに狭い。おまけに道路わきのお店が道路いっぱいに日本式のテーブルや椅子を並べていて、これではバスが通れそうにない。ぼくはそれらを片付けてやろうかと思うが、それも余計なおせっかいだろう。やめにしておく。
 もう少し行くと、道が大きな岩に阻まれている。その岩の表面をこすると、泥が落ちて、大きな目玉が出てきた。大きな龍がこの岩の中に隠れているらしい。ぼくは手で、さらに泥をこすり落としていく。少しずつ龍の姿があらわれてくる。

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