6月3日の夢(展覧会と映画館)

 明日は秋田へ出張するので、朝早く起きなければならない。それなのに親子で出品する展覧会の準備ができていない。父と母が11時近くなって制作を始めたので、ぼくも慌てて踏み台に上がって、高い棚の上のものをおろしたりして、材料を集め始める。家の中には古い人形やらガラクタなどが山のようにあり、箱庭風のオブジェを作るには材料に事欠かないのだ。12時頃、父はもうできたと言うが、ぼくの制作は夜中の3時を過ぎても終わらない。これでは寝ている暇がないので、制作を中止して眠った。
 翌朝起きて、階段を下りる。地下へ降りる長い階段は、降りても降りてもまだ深い。ぼくの横を女性が歩いて降りていくが、ぼくは足が立たず、這って降りなければならない。
 ようやく映画館に着いた。なんとか間に合ったようだ。マニアックな映画館らしく、喫茶店のようなつくりだ。もともとは喫茶店だったのを改造したのかもしれない。一番手前の席が空いていたので、そこに座るが、そこからは覗きこまないとスクリーンが見えない。奥にも空席があるようなので、中に入る。しかし、通路が狭く、椅子を乗り越える必要があるので、とても難儀をする。ちょうど一列すっかり空席があり、その一番通路側に座る。だが、こんなに通路が通りにくいのでは、途中でトイレに行くのも大変だろう。腕時計を見ると、まだ3分近くあるので、急いでトイレに行くことにする。ところがトイレの通路は既に用を足した人とこれから足す人とでごった返し、すれ違うのも容易ではない。これではやっぱり開園に間に合わないかもしれない。

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