8月12日の夢(オフィスと宇宙戦艦)

 会社のオフィスにいる。ぼくの右隣りには女性社員が忙しげに働いている。しかし、ぼくは暇だ。デスクの上方に大きなワイドテレビがあり、大相撲の中継をしている。忙しくしているふりをしてもしょうがない。そのテレビをのんびり眺めていよう。そう思ったのだが、次の瞬間には忘れて、外に出てしまい、しまったと思う。
 外の地面に妻がぽつねんと一人座っている。ぼくの顔を見ると、彼女の友人の詩人Kさんがモデルになったカタログがあるはずだと言う。ぼくはオフィスに引き返し、デスクの上の棚を探してみる。意外なことに、ぼくの友人の小説家Rさんがモデルになったカタログが二つ見つかる。こんな仕事までしていたのかと驚く。Kさんの映ったカタログも一つあった。大きな事務封筒に入ったそのカタログを妻に見せに行くが、彼女は「これではない」と言う。ぼくはもう一度探しに行くが見つからない。
 尿意を感じたので、トイレに行く。個室がいくつか並んでいるが、そこは通り過ぎる。お湯を抜いた風呂場のようなものがあり、そこに女性たちが何人か芋虫のように這いつくばって仕事をしている。ぼくはその縁で用を足すが、女性の一人にかかってしまうのではないかと心配だ。だが、彼女はぼくには目もくれない。
 突然、宇宙戦艦にぼくは乗っている。「全員配置につけ」と命令が出る。「配置完了」。艦長が「あと1日で交信可能領域に入る。そうしたら○○だ」と言う。兵士の一人が「○○とは何でありますか」と、間の抜けた質問をする。

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